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2020年12月19日
西村由紀江のSMILE WIND
今年も、クリスマスの時期がやって来ました。毎年、楽しみなクリスマスなんですが、
「去年とは、ちょっと違うよ」という方も多いと思います。私も、年のクリスマスは全国ツアーを行わず東京と大阪の2箇所のみ。
東北の皆さんにもお会いできず寂しかったです。
来年は必ず!皆さんも、さまざまな予定をキャンセルしたり、
ご自宅にいる機会が多かったのではないでしょうか。番組でも、この時期はクリスマスの曲を紹介していますが、
今年はクリスマスソングの中でも、
「しっとりと家で聞きたい名曲」をお届けしましたまずは、賛美歌、、、
ドイツでクリスマスを過ごしたことがあります。クリスマスは、ドイツでもっとも重要な歳時です。
12月25日のクリスマスのクライマックスに向かう4週間は、
ドイツの人々にとって1年で1番大切な時期となります。そして、ドイツのクリスマスの特色は「クリスマスマーケット」にあります。ドイツのクリスマスマーケットは、
マーケットは20軒のものもあれば、300軒も並ぶ巨大なものもあるんです。世界最大のシュトゥットガルトのクリスマスマーケット、
世界最古のドレスデンのクリスマスマーケット、
世界一有名なニュルンベルクの3大クリスマスマーケットなど、
およそ150か所で開催されます。私も過去に行きました。
とても賑やかで、ホットワインを飲みながら人々が語らっていました。でも、教会に入ると雰囲気は一転、多くの人が祈りを捧げていて、
子供もお年寄りも、自然に教会に入ってくることに感動しました。クラシックでも、クリスマスによく流れる曲があります。ヨハン・セバスチャン・バッハの
「平均律クラヴィーア曲集」第1巻の「プレリュード」。
今年のクリスマスツアーの1曲目として演奏して、
厳かな気持ちになりました。このバッハのメロディに歌がついたのが、
フランスの作曲家、シャルル・グノーの「アヴェマリア」です。バッハの「平均律クラヴィーア曲集」第1巻の「プレリュード」をもとに、
グノーが作曲した「アヴェマリア」。
歌詞は、福音書などから取られたラテン語の聖書の中の言葉です。
シューベルト、カッチーニと並んで、
「世界三大アヴェマリア」と称されています。続いては、
「世界三大アヴェマリア」の1つ、シューベルトの「アヴェマリア」です。シューベルトの歌曲の中でも人気のある「アヴェマリア」。そもそもこの曲は『歌曲集「湖上の美人」』の中の
『エレンの歌第3番』という曲で
シューベルトの最晩年の歌曲の一つです。
「湖上の美人」はイギリスの詩人スコットの名高い叙事詩が基になっていて、
歌詞が「アヴェマリア」から始まるために宗教曲と誤解されています。
そして、少し悲しげなカッチーニの「アヴェマリア」この曲は16世紀ルネサンス時代、
フィレンツェで活躍したジュリオ・カッチーニの作品とされてきましたが、
最近の研究では、別の人物の作品ではないかと疑問視されています。
作曲者は、20世紀にロシアで活躍したリュート&ギター奏者の
ウラディーミル・ヴァヴィロフの作品だということなんです。なぜ、こんなことが起きたのか?それは、ヴァヴィロフが自身の作品を神秘化するため、
昔の古典作曲家の名前を借りて発表する事があったからだと考えられています
ヴァヴィロフは「作曲者不詳のアヴェマリア」として発表していたんですが、
彼の死後に演奏家らがカッチーニの名前でレコーディングを行ったため、
近年までカッチーニ作として広まってしまっていたということなんです。なんとも不思議な話なんですが、
この曲はカッチーニの「アヴェマリア」として親しまれてきました。ということで、グノー、シューベルト、カッチーニの
「世界三大アヴェマリア」をご紹介いたしました。クラシックでは、この曲もおなじみです。クリスマスに上演される人気のバレエ音楽。
チャイコフスキーで「くるみ割り人形」より「金平糖の踊り」です。チャイコフスキーによるバレエ音楽「くるみ割り人形」の中の1曲
「金平糖の精の踊り」。
この曲は、当時発明されたばかりの鍵盤楽器チェレスタを起用した
最初の作品として広く知られています。
(これをキッカケに、世界中からチェレスタの注文が殺到)
また、「金平糖の精の踊り」は、フィギュアスケートの浅田真央さんが、
2005-2006シーズンのフリースケーティングで使用していました。定番のクリスマスソングやウィンターソングもいいですが、
今年はクリスマスソングの名曲を、お家で楽しんでみては如何でしょうか?
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