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2020年5月2日

西村由紀江のSMILE WIND
2020年5月2日
東北の被災地に、ピアノとピアノの音を届ける活動「スマイルピアノ500」。 東日本大震災で失われたピアノの数は、およそ500台。「失われたピアノとピアノの音を届けたい」という気持ちから始めたのが、 「スマイルピアノ500」という活動です。皆さんのご協力により、合計で62台のピアノを届けることができました。 ピアノをお譲り頂いた皆さん、ありがとうございます。お届けしたピアノのが、その後、どうしているのか、、、 いつも気にかけています。そこで今日は、1台のピアノについてお話したいと思います。ピアノをお届けしたのは2012年8月13日。 お盆の最中に13台目のピアノとしてお届けしました。お届けしたのは、 宮城県亘理町にお住まいの高校一年生の女の子、 丸子佳代さんのお宅。海から2キロほどのお家は、1階が全て浸水しピアノも流されたそうです。 2012年の5月にようやく修復が終わったということで伺いました。もともと、いちご農家を営んでいたのですが、塩害で断念。 代わりに塩害にも強いトマトを育てていて、そのトマトをいただきました。 とっても美味しかったです。丸子さんは、震災で家が浸水。ピアノが玄関から流れ出たそうです。 もし、ピアノが玄関から出ていかなかったら、柱や壁にぶつかって、 「家が崩れていたかもしれなかった」ということでした。思い出のピアノを半径2キロほど探し廻ったそうですが、 「引き潮で海に流されたようで見つからなかった」と当時の事を振りながら お話をしてくれました。ピアノをお届けした当日は、 お昼頃から天気が崩れるとのことで、自然と急ぎ足に、、、搬入が終わり、久しぶりに家の中にあるピアノを目にすると、 自然と涙が溢れ出ていました。 お届けしたピアノは「思い出のピアノとそっくりだった」そうです。「こんなに早くまたピアノと巡り会えるなんて…。」 そう言いながら、感触を確かめるようにピアノの鍵盤にふれ、 丸子さんはYUIさんの「グロリア」を演奏してくれました。私は毎回、ピアノのお届けをした際に「弾き初め」を させていただいています。2012年8月13日にピアノをお届けした、 宮城県亘理町丸子さんから 2020年3月16日に、メールをいただきました。2012年8月にピアノを届けていただいた宮城県亘理町の丸子と申します。 あの時高校1年生だった娘は社会人1年生。 昨年春、一人暮らしの大学生活を終えて実家に戻ってから、 我が家にまたピアノの音色が響くようになりました。 西村さんはじめ、思い入れのあるピアノを譲ってくださった方、 ご支援いただいた皆様に感謝しています。 どうぞお体に気をつけてますますご活躍されますように。という内容でした。実は、サンドウィッチマンさんのラジオ番組「東北魂」にゲスト出演した時、 丸子さんのお宅にピアノをお届けしたエピソードを紹介。サンドウィッチマンさんのラジオ番組「東北魂」は、 2011年7月からスタート。そのインタビューの様子が、 書籍『サンドウィッチマンの東北魂 あの日、そしてこれから』の中に、 掲載されました。(発売日:020/03/03)番組にゲスト出演した様々な分野で活躍する21人のインタビューを紹介 内容は「東北で起きたこと、いまできること」について 本にインタビューが掲載されたご報告を兼ねて、丸子さんに本をお送りしたら、 今年の3月24日にお礼のメールをいただきました。本日あたたかいメッセージと御本が届きました。 まさかあの日のことをラジオで話題にしていただいていたとは、 びっくりするやら恥ずかしいやら・・・。 とにかく、ますます大切な一日になりました。 本当にありがとうございました。2012年8月13日にお届けしたピアノが、 今でも音を響かせているというメールをいただき、嬉しく思います。今回は、1台のピアノの、その後についてご紹介しましたが、 お届けしたピアノ、1台1台に思い出があります。それぞれのお届け先で、弾き初めをした時のこと、今でも覚えています。********************************番組では、あなたからのメッセージをお待ちしています。メールの方は、番組ホームページから! ハガキの方は、今お聞きの放送局『西村由紀江のSMILE WIND』 まで。「家族や仲間の話」、「嬉しかったこと」「失敗をしちゃったこと」など、 どんな出来事でも構いません。「あなたの身近にあるエピソード」を教えてください。 ピアノの生演奏と共にご紹介をさせていただきます。 あなたの聞きたい曲もリクエストして下さい。エピソードと一緒にご紹介します。被災地にピアノを届ける活動「スマイルピアノ500」では、震災でピアノを失った方からのご連絡をお待ちしています。 番組、または、私、西村由紀江のホームページまでご連絡ください。お待ちしています! http://www.nishimura-yukie.comあなたにとって、笑顔の風が吹く1週間でありますように……。

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