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2020年8月22日
西村由紀江のSMILE WIND
今年の7月6日に、映画音楽の巨匠、
エンニオ・モリコーネが、この世を去りました。
91歳でした。エンニオ・モリコーネは、
映画やテレビなど、500作以上手掛けたと言われる偉大なる作曲家です。私が感じるモリコーネの素晴らしさは幅広い音楽性。
リスナーの皆さんは映画「ニュー・シネマ・パラダイス」の
ロマンティックなイメージが大きいと思います。映画「ニュー・シネマ・パラダイス」は、
映画館「パラダイス座」の映写技師アルフレードと
映画に魅了された少年トトとの絆の物語。
ストーリーとメロディの相乗効果で、感動的な作品になっています。そんなモリコーネは全く違うテイストの作品を数多く書いています。
例えば、『夕陽のガンマン』1965年公開のイタリア映画で、監督はセルジオ・レオーネ。
主演はクリント・イーストウッド。
マカロニ・ウエスタンと呼ばれ、イタリアはもとより
日本でも大ヒットしました。こんな心に突き刺さるようなメロディも、手掛けています。
『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・アメリカ』1984年公開のアメリカ・イタリア合作のギャング映画で、
監督はセルジオ・レオーネ。 主演はロバート・デ・ニーロ。
音楽を担当したエンニオ・モリコーネは、英国アカデミー賞の作曲賞を受賞、
高い評価を受けました。改めて、エンニオ・モリコーネについてご紹介。1928年ローマ生まれ。
父親のマリオはプロのトランペット奏者で、その父から音楽の基礎を学び、
6歳の時には初めての曲を作ります。1946年にサンタ・チェチーリア国立アカデミアを卒業すると、
作曲家として活動をスタート。イタリアンポップスの名手として数多くのヒット曲を生み出す一方で、
1950年代から映画音楽の作曲家としても活動を開始。当初はゴーストライターという形でしたが、
小学校時代の学友だったセルジオ・レオーネ監督とコンビを組み、
『荒野の用心棒』『夕陽のガンマン』『続・夕陽のガンマン』といった、
マカロニ・ウエスタンブームを巻き起こします。1980年代からはハリウッドでも活躍。
1987年公開の映画『アンタッチャブル』でグラミー賞を受賞。
1989年公開の映画『ニュー・シネマ・パラダイス』では、
モリコーネの音楽を、さらに有名にしました。アカデミー賞には縁がなく、
作曲賞に5度ノミネートされますが受賞経験はなく、
2006年にアカデミー名誉賞が贈られます。2016年に、クエンティン・タランティーノ監督の映画
『ヘイトフル・エイト』で、初の作曲賞を受賞しました。タランティーノ監督といえば、サントラ・マニアで、
自分の作品には、数あるサントラ・コレクションの中から、
お気に入りの曲を選んで使っていました。既存の曲を使ってきたタランティーノ監督が、
『ヘイトフル・エイト』では、モリコーネを
オリジナル・サウンドトラックに起用。他にも、世界的チェリストのヨーヨー・マは、
アルバム『ヨーヨー・マ プレイズ・モリコーネ』で、モリコーネと共演。
死去を受けて、映画『ニュー・シネマ・パラダイス』のテーマ曲を
演奏する動画を、Twitterに投稿しています。アメリカのヘヴィメタル・バンド、
メタリカのジェイムズ・ヘットフィールドも、
モリコーネに対する追悼文を発表。また、2003年に放送されたNHK大河ドラマ「武蔵 MUSASHI」のテーマ曲を
モリコーネが担当。
大河ドラマ史上、外国人が音楽を担当するのは始めてでした。映画音楽、ポップス、クラシック、多彩な才能を持っていたモリコーネ
改めてモリコーネの音楽を映画で楽しんでみては如何でしょうか?********************************番組では、あなたからのメッセージをお待ちしています。メールの方は、番組ホームページから!
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