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むやみに街路樹は切らない方が良い!?

山田五郎と中川翔子の『リミックスZ』
むやみに街路樹は切らない方が良い!?
しょこたん:(椎名先生は)なんだか、世界名作劇場に出てきそうな、優しさのかたまりの方に見える。キャラクターみたいです!◆樹木医として、椎名さんはどういった活動や作業をされているんですか?今やっているのは、某市の桜を調査しています。 形状をはかったり昨日状態を見ています。 何十本もあるんですが、その中のいくつか倒れて、調べてくれと頼まれました。危ないのもやはりあり、問題なのは、4月に調べたらよく咲いているので危なく見えない事。しかし、咲く事と倒れる事はまた別モノなんです。 桜だけ見に来る人はキレイだなって思うし、毎日見てる人は、倒れていて心配だなと思う人もいます。 市としては、むやみに切らずに、市民の了解を得て切る方向です。共通の理解を得るために公開診断を行ったりします。治す場合、こういう診断スコップを使います。 エアスコップと言います。 どのくらい根が残っているかを測ります。木が倒れると分かっていても、生かさなければいけない時は、どのように支柱をしたらいいのかを決めないといけません。 特に文化財の木などは必須です。 あとは、どこを切れば若い葉が出て来るか等も考えています。 やはり若い枝の方がたくさん花を咲かせてくれます。人間と違うのは、この幹があってよく見ると根っこが出てきてるんですよ。 古い幹が生まれ変わるんです。◆樹木医になるためには?樹木医は、林野庁の認定試験を受けて、日本緑化センターで試験を受けられます。 植木生産、樹木コンサル、林業をやっている方で7年経験があるかたが受けられます。ただ、今は樹木医補というのがあり、これは認定された大学でカリキュラムを学び、取得できます。 この樹木医補を取得すると、経験1年で樹木医の認定試験を受ける事ができます。◆全国にいる樹木医は何人ですか?2600人くらいです。◆足りていますか?需要は増えています。 以前、明治神宮の木が倒れたんですが、こういう事が起きると必要とされます。 木が倒れると今では事故につながるので、樹木医に来てもらい調べてもらいたいという市町村が増えています。 地方では、まだ足らない所もあると思います。生計を立てられる職業ではないので、本業は皆さん別にあると思います。◆健康な木の見分け方は?葉の大きさですね。 外観診断というのがあるんです。スカイラインというのがあり、そこにどのくらい葉っぱがついているか、枯れてる葉っぱがないかで分かります。 あとは、樹形というのも見ます。 樹形が崩壊していないかを確認します。 素人が見ても分からないと思います。◆木のチェックに使う道具をいろいろ持ってきていただきました。 ハンマーとか木槌など。この木槌は大事なんです。 聴診器の役割を果たしてくれます。 主に空洞を調べます。 腐ってる状態などが分かります。◆このルーペと双眼鏡は?虫がかなり悪さをするので、それを見る為に使います。 そして双眼鏡は、上を見る時に使います。 雷でどのくらい傷を負ってるか等見ます。◆木にも伝染病はありますか?いろいろありますね。 最近の関東ですと、東京都青梅市の吉野梅が伐採されましたね。◆どういう病気だったのですか?プラムポックスウイルスでした。 輪紋病っていうんですが、葉っぱに輪っかがでてくるんです。 代表的なのがそれです。 DNA鑑定してみます。 農水省が一生懸命調べています。 ルーマニアから発生して、中国あたりからはいってきたのではないかと言われています。 これが今、飛び火して兵庫にも感染しています。◆今、一番怖い病気は? 中国から来ているカミキリムシです。 まだ、水際ですが・・。 外来種が多いですね。 四国の桃の木が被害にあり、幼虫が全て食べてしまうんです。 所有者がいるので、管理者に通報して治療してあげたいですね。早い段階だと助かる場合もありますからね。 土壌を変えたりすると回復したりしますが、人間と違って回復するのに時間がかかります。やはり樹木の一番大事な事は、土と根っこが70%は健康でないといけないですね。◆治療が無理な木を伐採する際はどうしてますか?木の管理者に選んでもらいます。 亡くなったおじいさんが植えた木でどうしても助けてほしいと言われた事があります。 公園の場合は、すぐに伐採をせず、倒れても良いスペースを確保してもらう事もあります。◆環境の変化についてはどうですか?温暖化で、南の害虫が北進してきています。◆外来種が増えてますよね?全部が悪いとは言いませんが、明治の時に西洋の文化を取り入れてきたからですね。◆一番好きな木は?けやきです。 全国この商売なので、けやきは素直で壮大だからです。◆二番目は?あ、マニアックになりますね~。 やまぼうしですね。 5月に咲く白い花が良いですね。◆大事に育てていくのはどうすればいいですか?しょこたん:実家にあるひめリンゴなんですが、元気に育ってます。 先生:ひめリンゴは難しいのですごいですね。 五郎さん:何もしなくても元気でいる木があるんですが、本当に元気なんですよぉ~。 先生:それは選ばれた木ですね。◆今、先生が困っている事はありますか?我々みんなそうですが、生きる事と生命財産をどう調整するかですね。 住民の方との折り合い点が問題ですね。 喧嘩別れになると地域なので、今後のやり方を模索して、皆が考えて、結果を出さないといけない。 桜の場合は、倒れても新しい芽が出て来るので、その芽をまた植えて再生させらるんです。 そこまでやるかどうかも話し合わないといけないんですね。五郎さん:本当に大変ですね。 保護樹木の場合は、樹木医がもうダメだと言えば切れますもんね。先生:そういう話もありますね。 大きい木だと由緒もありますからね。 この前は、敷地のちょうど真ん中に立っていた木があり、揉めていたんですが、 由緒書きを立てる事にしました。◆木の治療について教えてください。我々が怪我をするときは、中から細胞が盛り上がりますよね?そして何もなかった事になりますよね。 木は違うんですね~。中の腐朽は、そのまま残るんです。 日比谷公園に首かけのイチョウの木というのがあるんですが、あれはモルタルで空洞を埋めているんです。 あのモルタルがだんだん小さくなってきてそのうち埋まります。 しかし、モルタルと中の空洞は残ります。 木はそういうものなんです。◆樹木医の魅力は?樹木医は、まだまだ学問的には発展途上ですね。 まだまだ分からないことが多いです。 楽しいというか、新しい事を学ばないといけないので、虫のことや道具の事を新たに学んでるんです。 技術も進化していて、こういう土の硬さをはかる道具などもあります。五郎さん:木は切りたくないな~。 しょこたん:オリンピックのために、いっぱい切ってそう。 五郎さん:前の東京オリンピックでいっぱい切ったから今回は残すべきだ。 木を植える公共事業も増やしてもらいたいですね。 先生:新宿通りなんかはきれいに木が並んでいるので、やればできるんですよね。先生今日はありがとうございました!

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