内水面漁業
今日は『内水面漁業』というテーマでお送りしました!
あまり聞きなじみのない言葉、「内水面漁業」
内水面漁業とは、河川、湖沼、用水路、用水池などの陸水で行われる漁業のことを指します。
内水面漁業で使われる網には、いくつかの種類があります。
1つ目が、「刺網」
細長い網を魚の通り道を遮るように設置し、網目で魚を刺したり、絡ませたりする方法です。
コイやフナ、ボラ、スズキなどの中型魚などを狙うときに使われる網で、
有名な方法の一つです。
2つ目が「四手網」
十字に組み合わせた2本の竹ざおの先端を網の四すみに結びつけ、
これを竿の先端に取り付けます。
この網をつけた竿を水中に沈め、網の上に魚が来たら網を引き上げ、たも網で回収します。
コイ、フナ、ウナギ、ナマズなどの小魚を狙うのに適した方法です。
3つ目が「張網」
定置網の1種で、垣網に沿って魚を袋網に誘導します。
魚は一度網に入ると逃げ出せずに中に溜まっていきます。
効率が良い一方で、設置に技術が必要な方法です。
4つ目が「投網」
アサガオのような円錐形をした網におもりをつけ、
魚群の上に網をおおいかぶせるように投げ入れます。
手縄を手繰り寄せ、広がった網すそを次第に狭めて最後に引き上げます。
5つ目が「しじみ船引き網」
柄のついた金網製の袋の口に、シジミが引っかかる歯があり、
船の上から柄を持って前進しながら水底をかいてシジミを採捕する網です。
内水面漁業における養殖業は、全体のおよそ半分を占めると言われています。
海面養殖業は、およそ21%。
海に比べて非常に大きな割合を占めています。
そんな養殖では、6月にはアユが解禁となります。
魚津市の角川、片貝川の稚アユの放流は、毎年この5月に行われています。
内水面漁業の重要な点のひとつとして、「釣り人との連携」があります。
川釣りをするときには、多くの場所で、「遊漁券」というチケットを買う必要がありますが、
実はあのチケット代が、日本の川の豊かな生態系を守るための、とても重要な資金になっているんです。
川や湖は海に比べて面積が狭く、環境の変化や乱獲の影響をダイレクトに受けてしまいます。
そこで、各地の「内水面漁協」の人たちがアユやイワナなどの稚魚を放流したり、
魚が産卵しやすいように川底の石を綺麗に掃除したりと、
日々、川のメンテナンスを行っています。
つまり、釣り人が払う遊漁券のお金は、単なる「場所代」ではなく、
「これからもこの川で魚が育ち釣りが楽しめるようにするためのお金」なんです。
続いては、「琵琶湖の漁師さん」のお話です。
琵琶湖の漁業を代表するのが、
湖のあちこちに立てられた矢印型の定置網を使った「えり」という伝統的な手法です。
この「えり」の素晴らしいところは、魚を根こそぎ獲るのではなく、
「網に入ってきた魚だけを獲る」こと。
網の目をあえて少し大きめに作っておくことで、
まだ小さな魚は網の目から逃げられるようになっています。
つまり琵琶湖では大昔から、持続可能、つまり「サステナブルな漁業」を実践してきたんです!
最後は、夏の風物詩として有名な「鵜飼」についてです。
鵜飼は、かがり火を焚いた船の上で、伝統的な衣装に身を包んだ
鵜匠が、巧みな手縄さばきで水鳥の「鵜」を操り、アユなどの魚を獲る伝統行事です。
観光としてのイメージが強いかもしれませんが、
れっきとした歴史ある「内水面漁業」の一つなんです。
特に有名な長良川の鵜飼はおよそ1300年もの歴史があり、
なんと鵜匠たちは代々、宮内庁に所属する「宮内庁式部職鵜匠」 という国家公務員の肩書きを持っています。
日本は海に囲まれていますが、川や湖も豊かな国。
内水面でしか味わえない極上の魚たちが、各地に存在しています。
<本日の選曲>
M でっかい太陽 / JUN SKY WALKER(S)
M RIVER / AKB48
M Voyage / 浜崎あゆみ