人の名前からきています
今日は人の名前からきていますというテーマでお送りしました!
7月はじまって最初の火曜日。7月は英語で「July」ですよね。
この「July」は、古代ローマの英雄「ユリウス・カエサル」またの名を 「ジュリアス・シーザー」の名前に由来しています。
彼が今の太陽暦、つまり「ユリウス暦」を制定したことにちなんで、 「July」と名付けられました。
続いて紹介する言葉は、「川柳」
江戸時代の「前句付け」の「点者」で、創始者の、 柄井川柳という作家から名づけられました。
柄井の選んだ句は「川柳点」と呼ばれ、やがて「川柳」と呼ばれるようになりました。
続いては、「カチューシャ」
こちらは、ロシアの文豪トルストイの作品『復活』からきています。
この作品の主人公「カチューシャ」から名付けられました。
英語ではルイス・キャロルの『鏡の国のアリス』のアリスや、
ディズニー映画『ふしぎの国のアリス』のアリスがよくつけていることから、
アリスバンドと呼ばれているそうです。
続いて紹介するのは、「ニコチン」
もともと「ニコチン」というのは偏頭痛に効果があると言われ研究されていた成分のことです。
そして、偏頭痛に効果があることを突き止めたのが、フランスの外交官「ジャン・ニコ」さんです。
ポルトガルの大使であった「ジャン・ニコ」さんは、フランスに帰る際に タバコ種の植物を持ち帰り栽培しました。
それを研究した結果、偏頭痛に効くことを突き止め、 フランス王妃カトリーヌ・ド・メディシスに薬として献上しました。
番組後半の最初は、日常的に私たちがよく使う「ごたごた」という言葉。
実はこれも、ある一人の人物の名前から生まれたと言われています。
今から800年前の鎌倉時代に実在した、「兀庵普寧」という中国の偉いお坊さんです。
当時の鎌倉幕府に招かれて日本にやってきた、兀庵普寧は 今でも人気のお寺、建長寺の住職を任されました。
実はこのごったんさん、日本に本格的な禅の教えを広めた、非常に優秀な宗教者でした。
しかしこのごったんさん、修行僧たちに対してとにかく厳しく、
細かいことまでいちいち口を出して説教をするタイプの指導者でした。
そんな彼の口うるさい説教ぶりが「ごったん、ごったん」という言葉として周囲に広まり、
それが次第に「ごたごた」に変化していった、という説が知られています。
続いては、見事なまでの快晴、雲ひとつない青空を指す 「ピーカン」という言葉です。
元々は映画や写真業界のカメラマンたちが使っていた、いわゆる業界用語でしたが、それが徐々に一般に広まったものです。
語源には諸説ありますが、なかでもロマンチックなのが、
オペラに登場する「ピンカートン」という人の名前から来た説です。
ピンカートンとは、イタリアの作曲家プッチーニが作った
有名なオペラ「蝶々夫人」に登場する、アメリカ海軍の士官の名前です。
長崎を舞台にしたこの物語で、主人公の蝶々夫人は、遠いアメリカへ帰ってしまった夫のピンカートンを、
健気にずっと待ち続けています。
そして、彼がいつか必ず戻ってくることを信じて、オペラ史に残る名曲「ある晴れた日に」を歌い上げます。
この「ある晴れた日に」という強烈なフレーズと、その時やってくるはずの夫「ピンカートン」が結びつき、
「晴れた日」をピンカートン、略してピーカンと呼ぶようになった、というのがこの説なんです。
最後は、体にピッタリと密着した衣装「レオタード」。 この名前の由来となったのは、
19世紀のフランスで大活躍した 「ジュール・レオタール」という、男性のアクロバット芸人です。
実はこのレオタール、現在のサーカスの花形である「空中ブランコ」を
世界で初めて考案し、実演した人です。
彼が空中ブランコを披露するにあたって、一番の悩みは「衣装」でした。
そこで彼は、伸縮性のあるニット素材を使って、
首から足の付け根までをすっぽりと覆い、体に完全にフィットする
「つなぎ」のような新しい衣装を自分でデザインしました。
それが、今のレオタードになったといわれています。
という訳で、今日は「人の名前から来ています」と題してお送りしました。
当たり前に使っている言葉の裏には、様々な人生のドラマが隠されているんですね。
<本日の選曲>
M リンカルネーション / シユイ
M シルエット / KANA-BOON
M 花の名 / BUMP OF CHICKEN