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アナログ通信

デイリーフライヤー
アナログ通信

今日はアナログ通信というテーマでお送りしました!

まず最初に紹介したのは「狼煙」
火の光と煙のコントラストを利用して遠くへ合図を送る通信方法で、
昼は煙、夜は火。ただそれだけで、山々の間に情報がリレーされていきました。
古代中国の「烽火」をルーツに、日本でも導入されていたと言われています。
山や海岸に設けられた「烽火台」は、敵襲や火災をいち早く伝える“国家インフラ”だったのです。
この狼煙の仕組みが、戦国時代には武将たちの通信網へと発展していきます。
織田信長や武田信玄が築いた“狼煙ネットワーク”によって、敵の進撃に備えていたそうです。
こういった狼煙ネットワークは、今でいえば全国規模の光回線網と言えるでしょう。

続いては、「半鐘」です。
これは町の人たちに、災害が起きたことを知らせるための道具です。
鉄でできていて、木づちや金づちでたたくと大きな音が鳴ります。
昔は町の中に「火の見やぐら」という高いとうが建っていて、半鐘がつり下げられていました。
火事などが起きると消防団の人が登って半鐘を鳴らしました。
昔は家が全て木造だったので、火事の発生は早く正確に知らせる必要が あったんです。
火事の知らせのほか、葬儀や地区の集会の開始の合図に使うこともありました。
消防体制の変化により半鐘の利用は無くなり、サイレンや防災無線に代わっていきました。

 

続いてのアナログ通信は、西アフリカ発祥の楽器「トーキングドラム」
砂時計のような形をした木製の胴体の周りに、たくさんの革ひもが縦に張られています。
この太鼓を脇に抱え、脇を締めたり緩めたりして、革ひもの張りを調整しながら、先が曲がったバチで叩きます。
革をひっぱることで、太鼓の「音の高さ」を変えられるんです。
西アフリカの言葉は、多くが音の上がり下がりで意味が変わります。
熟練した叩き手は、この太鼓の音程を、話し言葉のイントネーションに近い形で再現し、
まるで太鼓が人間の言葉を喋っているかのように演奏できます。

 

一方、日本でも驚異のアナログ通信がありました。
それが、世界的にも注目されている「旗ふり通信」です。
江戸時代、お米はお金と同じ意味を持っていました。
これを「米本位制」という風に呼ぶこともあります。
そんな大事な「お米の価値」を決めていたのが、世界で最初の先物取引といわれる、
大阪の「堂島米会所」です。
ここの米の値段が、全国の経済を左右していました。
大阪の米の値段を、一刻も早く知るために生まれたのが、旗ふり通信でした。
旗をふる回数や、ふる方向などの組み合わせがあり、数字や相場のことを正確に伝えることができたそうです。
ただし、旗ふり通信は雨や霧だと見えないという弱点がありました。
そんな日は仕方なく、馬や飛脚を走らせていたそうです。

 

そして最後にご紹介するアナログ通信は、生き物の神秘的な能力を利用した「伝書鳩」です。
鳩には帰巣本能があります。
地球の磁場や太陽の位置、地形などを手がかりに見知らぬ土地からでも数百キロ、
時には千キロ以上も離れた、自分の巣へと飛び帰ることができます。
そこで、手紙を届けたい場所を巣とする鳩を遠くに連れて行き、
足にとりつけた筒に手紙を入れ、空に放ちます。
こうして、手紙は相手の元に届くという訳です。
ちなみに伝書鳩の通信により大成功したのが、
今でも通信社として知られるロイター通信を作った、ポール・ロイターでした。

 

今日は「アナログ通信」と題してお送りしました。
スマートフォンで地球の裏側と簡単にビデオ通話ができる時代だけに、
それがなかったときの大変さが、よくわかりますね。

 

<本日の選曲>
M bedroom swimmer / おいしくるメロンパン
M NOROSHI / SUPER EIGHT
M ANTENNA / Mrs.GREEN APPLE

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