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2021.8.4 ~ ゲスト:野口健さん①
杏子と政哉の Spice of Life GOLD
野口さんは、1973年アメリカ ボストン生まれ。
世界7大陸最高峰登頂を、最年少記録25歳で達成されました。
アルピニストとして活躍する一方で、エベレストや富士山の清掃、
シェルパ基金の設立、熊本地震の支援など、
社会貢献活動にも尽力されております。この5月には、新著、
『登り続ける、ということ。-山を登る 学校を建てる 災害とたたかう 』
が発売されました。
漢字にふりがなが振られているなど、
幅広い年代、親子で一緒に読めるようにしているそう。"死と隣り合わせの世界" である登山では、
標高が高く下す事ができなかった遺体を見ながら、
登って行く事になります。杏子「最初は断念されたんですよね?」野口「あれは、雪に突っ込んじゃってね〜...
徐々に体を慣らすために、上り下りを1ヶ月繰り返して、
ある程度順応したら、天候をみて山頂を狙うんです。
2ヶ月くらいかかって、疲れちゃうんですよ。
8000m級は疲れちゃうんで、本当に!やめたほうがいいです!」最後のエベレスト登頂の時には、下山を開始すると
疲れ切った仲間たちが道中で次々に亡くなってしまい、
心身ともに疲れてしまったそう。山は登るのではなく、見るものだ、と心から思い、
引退を奥様に相談したのだとか。野口「僕も今回はギリギリだったと。
普通だったら、”よく頑張ったわ”とか、いうじゃないですか?
でも、かみさんは、真顔で、”あなたはアルピニスト。
山に登るあなたが好き”って言うんですよ!(笑)」杏子「あはは!(笑)え?それいくつの時ですか?!」野口「32才くらいですね。
でもね、僕は 生命保険17社かけられてるんですよ?
つくづく思うんですけど、山も危険だけど、
一番の身の危険を感じるのは、家に帰った時ですね!(笑)
ヒマラヤは危険ですけど、純粋ですから。人間の方が怖いですよ〜」エベレストの2回目の挑戦の時は、
あと500mほどのところで断念されています。
山頂に行く直前で急な天候の悪化してしまったそう。野口「悩むんですよ。でも、生きて帰れるか分からなくなって。
皆言うんですよ、”無理しないでね”って。
でも、無理しないでエベレストに登れるなら、皆登れるんです。
無理しないと、登れないんです」杏子「そっかぁ....」野口「それに、”無理しないでね” って言うくせに、失敗すると
あーだこーだ言うんですよ、だから世間の人って怖いんですよ。
ただ、30分くらい目を閉じて考えてたら、
風が吹いていて体感マイナス40度くらいなので、まつげも凍って
心まで凍って行って、感情がなくなるんです。
死の世界のお迎えがきたな、と思ったら、最後に、
”死にたくない”って思えたんです。
帰国して何か言われたら、ブラジルにでも逃げればいいし!
死ぬくらいなら、逃げようと思ったんです。それで下山しました。」そのまま登頂を目指した仲間は、途中で遭難。
一命を取り留めたものの、重度の凍傷などで
視力と多くの指を亡くしてしまった、と野口さん。山岳部の現役学生が個人の冒険をするのは、当時タブーでありながらも
3回目にも挑戦され、今度は見事登頂されました。
ここまで挑戦し続けられる理由についうて、野口さんはこう話されます。野口「自分に何が出来るか考えたら、
他にできる事がないんですよ、山以外に。
挑戦を続けるのも怖いけど、挑戦を止めて何もない自分に戻るのが
もっと怖かったんですね。そう思ったら挑戦するしかなかった。杏子「そっか〜」野口「もっと社会性あって、いろんな才能があったら、
エベレストなんか絶対行きませんから!(笑)
冒険以外で自己表現できる場がなかったんです。」杏子「それが才能ということなんですよ!」まだまだ野口さんにお話し伺います!
来週もお楽しみに。M1. 風にとどけ / リーガルリリー
M2. Macaxeira Fields / Alexandre Andrés, Rafael Martini, Joana Queiroz & Gustavo Amaral*松室政哉は、このゲスト収録を前に、
新型コロナの濃厚接触者となり今週よりしばらくお休みです。
(PCR検査では陰性でしたが、健康観察期間とし自宅待機となりました)