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蒲田健の放送後記

【終了番組】ラジオ版 学問ノススメ
「好き」になってもらう仕事 それがアイドル中森明夫さんの最新刊「アイドルになりたい!」タイトル通りアイドルになりたい人に向けた極めて実践的な指南書。 パティシエになるためのガイドブックは存在する。 サッカー選手になるための教科書は山ほどある。 しかし、少女が憧れる職業の上位にランクインされる常連でありながら アイドルになるための本は今までなかった。ならば作ってしまおう。説かれているのは都合のいい甘言ばかりではない。 いやむしろ多くのページが割かれているのほシビアな現実だ。 生身の本音だ。しかしある意味それは当然。 リアルな社会は時に不条理で時に不公平である。 善いか否かではなく、それは厳然とした事実である。 多くのアイドルは一般よりも若い年代で実社会での活動をスタートする。 それは即ち、リアルな社会の荒波を一般よりも早く受けることを意味する。 であるならば、それに対する心の備えは必須なのだ。 それは決して甘いものではない。 ただその上で、40数年アイドルを見続けてきた第一人者は アイドルをめざすことは青春時代の貴重な時間と情熱を捧げるに値するものだ と強く断言する。前述のように、アイドルになるための指南書ではある。 しかしそこには、人が社会の中で生きていくとはどういうことなのか という普遍性を読み取ることもできる。 色んな立場の者が色んなヒントを得られる一冊だ。「誰でもが 目指せるもので ありながら 奥深いもの それがアイドル」P.S.アイドル評論の大家は、学校での「アイドル部」創設という ユニークかつ熱いアイデアなどをはじめ、アイドルを文化として育てていきたい という思いがヒシヒシと伝わってくる、とにかく「アイドル愛」がほとばしる方です。

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