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蒲田健の放送後記

【終了番組】ラジオ版 学問ノススメ
黄昏ちゃっていいのか人類島田雅彦さんの最新刊「カタストロフ・マニア」電力途絶、ウィルス感染爆発、人工知能暴走・・・ 近未来の社会に十分おこりうることに起因する大災厄=カタストロフ。 その中で生き残っていくために為すべきことは何なのか?一昔前のアメコミ的世界観の中では、心身ともにマッチョなヒーローが 快刀乱麻の活躍で平和を取り戻す。 だがこの作品の中では、ある意味それとは一見対極にいるような存在が 突破口を見出す。それは現在の現実の社会に即してみると よりリアリティのある姿として立ち現れる。文明の進化とトレードオフのような形で退化してしまっている動物としての 生存本能。カタストロフはもちろん来ないに越したことはない。 しかしカタストロフでない状況でも本能をその前からいかに磨いておけるか 研ぎ澄ませることができるか。この準備は決して無駄なことではない。 「人は本能に忠実になったとき正しいことをする」という一説は この作品の要諦の一つであろう。「最悪の 事態になった その時に 真に問われる それが本能」P.S.サバイバル意識の原初にあるのは“登山”。なるほど、納得です。

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