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蒲田健の放送後記
【終了番組】ラジオ版 学問ノススメ
命の「重さ」は国によって違うかもしれないが、命の「可能性」は全て等しく無限だ。石井光太さんの最新刊「世界の産声に耳を澄ます」これまで世界の色々な問題を追い執筆してきた
ノンフィクションライターの石井さん。
ご自身に初めてのお子さんが生まれ、はたと気づく。
戦争、病気、貧困・・・過酷な環境の中でも日々生まれてくる新たな生命がある。
そのことをこれまできちんと認識していたであろうか?
人間の動物としての最も原初の営みを見落としていたのではないか?向かった先は、世界一治安の悪い国・ホンジュラス
大量の難民という問題を抱える・シリア/ヨルダン、HIVの王国・スワジランド等々・・・。その中に飛び込んで行ってじっくり取材を重ねる。
抱えている問題はそれぞれに深刻である。
しかしそこにはとびきりの笑顔がある。厳しい現実の中でのこの笑顔の源は何か?
石井さんの見出した答、それは子供たちの「未来」だった。
有限である命の中で、自分の時代が恵まれていないものであったとしても
子供たちのそれは違うものであるはず。
その思いがあるからこその笑顔なのではないか。生まれながらにして持つ条件、それは千差万別。ありていに言えば不平等である。だが可能性が無限であるという一点においては平等だ。「生きること その原点を 知りたくて
世界の産声に耳澄ます」P.S.“ご飯の力”にふれる部分、子を持つ親として
非常に納得感があり且つつまされるお話でした。