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「40km逃げました(苦笑)」プロ・ロードレーサー時代に外国人選手から罵声を浴びたスレスレの行為とは?「ツアー・オブ・ジャパン」大会ディレクター栗村修が明かす

サイクリスト・ステーション ツアー・オブ・ジャパン
「40km逃げました(苦笑)」プロ・ロードレーサー時代に外国人選手から罵声を浴びたスレスレの行為とは?「ツアー・オブ・ジャパン」大会ディレクター栗村修が明かす

(左から)栗村修さん、野島裕史

◆栗村おすすめのグランツールの楽しみ方は? <リスナーからのメッセージ> コロナ禍のおうち時間で、たまたま自転車ロードレースの動画を観てハマってしまい、スポーツチャンネルを契約し、「ジロ・デ・イタリア」に夢中になってしまいました! まだまだ初心者ですので、いわゆるグランツールの楽しみ方を教えてください。(ラジオネーム:イロドリさん)*栗村:自転車ロードレースは、いろいろな楽しみ方があると思いますけど、やはり人間ドラマ。人に注目してほしい。スタジアムスポーツでもない、大自然のなか、一般公道を使ったレースなので、スポーツなんだけど人間模様が濃い。だからお気に入りの選手を見つけてほしいですね。野島:はい。栗村:(お気に入りの)選手を見つけるとき、自分に近いタイプの選手を見つけて応援すると感情移入しやすい。野島:それは、性格だったり、脚質だったり、体格だったり?栗村:初心者の方だと、戦術などもわからないじゃないですか。自転車選手って、(身長が)2m近い選手もいれば、逆に1m60cmない選手もいて、けっこう体格がバラバラなんですよね。“こんなに小柄なのに頑張っているから、応援したい!”という感じで応援するのも、1つの入口だと思います。野島:そうですね。栗村:自転車ロードレースは空気抵抗との闘いなので、空気抵抗を分散し合いながら走る“先頭交代“という走り方がセオリーなんですけど、その先頭交代をせずに人の後ろに上手くついて、最後の“おいしいところ” で勝つ選手もなかにはいるんですよ。野島:はい(笑)。栗村:僕はそういうタイプに似ているんで(苦笑)。選手の性格や走り方などがわかってくると、そういう(レースの駆け引きを観る)楽しみ方もありますね。ルールブックにはない“掟(おきて)”みたいなものがたくさんあるんですよ。野島:掟?栗村:そう、だから実社会に近くて。法律じゃないけどけっこう人間社会ってマナーなどがあるじゃないですか。野島:そうですね。栗村:自転車ロードレースも、実社会で言うところのいわゆるマナーのようなものがたくさんあるので、そういったことを知ってくると、より人間ドラマが濃くなりますね。野島:マナーのグレーゾーンを(上手く)攻めてくる選手がいるんですね。栗村:大好きです、それ(笑)。野島:アハハハハ! ちなみに栗村さんは、元プロ・ロードレーサーじゃないですか。現役時代、グレーゾーンは攻めていたんですか?栗村:自転車ロードレースって、メインはプロトン(集団)と言われる、空気抵抗が非常に大きいスポーツなので、基本的にみんなかたまって走っているんですよね。そこから飛び出すことを「アタック」と言って、正々堂々とリスクを取りに行く勇気ある行動なんですけど、僕がアジア最大のステージレース「ツール・ド・ランカウイ」に日本代表として出場したときに、なんと集団から飛び出して、単独で40 km 逃げたんです!野島:かっこいいじゃないですか!栗村:自転車ロードレースって長距離を走るので、途中でトイレタイムがあるんですね。トイレのジェスチャーで“ピースサイン”があるんですけど、僕は先頭集団にいる強い外国人選手に対して、ピースサインかどうかわからない微妙な感じで、アピールしながら飛び出したんです(笑)。野島:最悪ですね(笑)。栗村:さりげなく加速をして、タイム差が20秒ぐらいになって、後ろを振り返ったら……集団の先頭にいた外国人選手が手を挙げてすごく怒っていたんですよ。そのまま40km逃げました(苦笑)。野島:ある意味、勇気がありますね!栗村:僕は、そういう正々堂々とした選手でした(笑)。集団に飲み込まれたときは、大変なことになりますけど……。野島:ボコボコにされちゃいますね。栗村:けっこう罵声がね。各国の言葉で(笑)。野島:なかなかないですね。世界中の言葉で罵声を受けるって(笑)。栗村:そんな経験はなかなかできませんね(苦笑)。次回7月15日(木)〜7月20日(火)の「サイクリスト・ステーション ツアー・オブ・ジャパン」は、「富士ヒルお疲れ様&大反省スペシャル2021」をお届けします。 どうぞお楽しみに!

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