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東日本大震災 復興応援スペシャル~南相馬へ羽ばたいた、祈りの折り鶴~
KIKI-TABI ~2 Thousand Miles~
「また、彼女たちに会える」!
そう思うだけで、胸が躍った。彼女たちとの出会いは、今年の8月28日に鎌倉市の鶴岡八幡宮で開催された「鎌倉音楽祭」だった。
舞殿のステージに、東日本大震災と福島第一原発事故で、メンバーが各地に散り散りになっている、
福島県相馬市の女子中高生による合唱「MJCアンサンブル」が出演。
復興への思いを込めて熱唱する彼女たちの、ステージ上での美しくも力強い歌声に心打たれた。
そして同時に、ステージを離れたときの彼女たちの素顔や人間性にも、強く魅かれた。
まっすぐで、澄み切った瞳を持つ彼女たちは、いつだってひたむきで、純粋で、かわいい。
スターダスト・レビューやChage、夏川りみなど、錚々たるアーティストが舞殿のステージに立つ中、彼女たちは緊張した様子もなく、むしろ彼らと同じステージに立てる喜びをかみしめているようだった。
いつだって笑顔で、喜怒哀楽を素直に表現する。
この日だって、楽屋でもステージの袖でも、ミーハー心全開で「キャーキャー」と騒いでいた。
その様子があったかくて、ココロにいつまでも残っていた。この「鎌倉音楽祭」の会場に来ていたお客さんや、参拝者の方々は、
復興への祈りを込めて2000羽もの折り鶴を折った。
今回は、その2000羽鶴を届けるために、鶴岡八幡宮の宮司さんが彼女達の元に向かうと聞き、YAJIKITAも再会の瞬間に同行させて頂くことになったのだ。『東日本大震災 復興応援スペシャル ~南相馬へ羽ばたいた、祈りの折り鶴~』
と題した今回のYAJIKITAの旅。
地震や津波、原発の被害に直面した南相馬の街は、現在どのような状況に?
今ここで暮らす人々は、どんな生活をされているのか?
そして、音楽で繋がった出会いを通じて、
全国の方々からの復興への祈りや思いを、我々はしっかりと南相馬の街に暮らす方々に伝えよう。
そんな思いを胸に、南相馬の街へと向かった。南相馬へは、JR福島駅から車でおよそ1時間40分。
到着したのは、土曜日の夜8時を回っていて、
外灯はなく、電気がついた家も見当たらず、ただただ暗い。そんな印象だった。
でも、宿泊するビジネスホテルに到着すると、イメージが一変。
駐車場には、多くの車が止まり、ロビーは大勢の人で溢れている。
宿泊客の多くが顔馴染みなのか、互いに会釈を交わしたり、
笑顔を交えて和気あいあいと語り合う姿がある。
長期滞在者が多いのかな。夕食を食べに行こうと、スタッフと街に繰り出すと、街全体はやはりひっそりとしたまま。
しかし、飛び込んだ居酒屋の店内は、にぎやかな笑いに包まれ、
カウンター席しか空いていないほどにお客さんで溢れていた。
客層をみると、地元の人々ばかりではなさそうだ。
ど、どうなっているんだろう・・・?思いきって店主に話を訊いた。店主:「常連さんだった方は、殆どがいなくなってしまったねー」
私:「でも、にぎやかですよね?」
店主:「ありがたいことにお客さんの数は減っていないんだよ。
例えば、家族は別の県に避難しているけど、
お父さんだけが単身で残って仕事をしているという人がいたり、
工事関係の人も随分と増えたねぇ」
私:「苦労されている点は何ですか?」
店主:「料理の素材が手に入りにくいね。
まずは、安全を第一に考え、各地から生鮮食品やお肉、お魚などを送ってもらっているからね」。翌朝早起きして、少しだけホテルの周りを散歩してみた。
コンビニやチェーンのレストランは通常営業、犬の散歩をしている歩行者の方もいる。
すれ違うと皆さん笑顔で「こんにちは」と挨拶をして下さる。
どこにでもある、日曜日の朝の街の風景。旅の日記はこちらから旅の動画はこちらから