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2016年5月19日(木)NYからシェリーめぐみさんのレポート!

Day by Day
毎週木曜日は、アメリカは、 ニューヨーク在住のジャーナリスト シェリーめぐみさんに電話を繋いで、 ファションやグルメなど、エンタメ情報はもちろん 政治経済に至るまで、アメリカの“今”を、 レポートして頂きます!************************************今日のキーワードは 「ニューヨークには年収一千万円でも 住むところがない!」 住むところが見つからないのは 他人事じゃないです。 今日はニューヨーカーもびっくり仰天の 住宅事情をお伝えしましょう。 最近の調査によれば、 ニューヨーカーの7割近い人が、 ここ2年以内に今の場所に住めなくなる という不安を抱えて生きています。 年収一千万円以上の人でさえ 5割以上が同じ不安を・・・ それは、給料が上がらないのに 家賃が異常な値上がりを続けているから。 例えば私が住んでいるマンハッタンの 黒人コミュニティ、ハーレム地区、 引っ越してきた15年前には貧困地区で 犯罪も多かった。 ところがこの5年で、家賃が1・5倍に はねあがり、今1 BR = 1LK平均28万円 日本でも人気のブルックリンの ウィリアムズバーグは1・7倍の33万円 これは周辺部の再開発地区ですが、 ではニューヨークのど真ん中、 マンハッタンの1LKの平均家賃は? なんと45万円! この月45万円というのは、 ニューヨーカーの平均世帯収入です。 どうするんですか? まずマンハッタンには住めなくなった人が、 周辺部に出て行く。 その周辺部を再開発すると、 そこが安全でおしゃれな街になって またまた家賃が上がる そうすると前から住んでいた人が 住めなくなってもっと周辺部に出ていく このサイクルは前からあったけど、 こんなに急じゃなかった。 今は5年とか ひどいと3年くらいで変わっちゃう。 そして、引っ越そうとしても アパートがない。 ニューヨーク市内のアパートの 空き部屋率3% マンハッタンに至っては1% 物件全くないと言っていい。 実はニューヨークは建築ブームで、 そこら中に住宅ビルがにょきにょき できているがそれでも足りない。 なぜ? 外から来るお金持ちが高い家賃で住む。 前から住んでいる人より、 お金がある人が 優先になっている。 外国人などの投資家 投機の対象として「絶対に値下がり しないニューヨークの不動産」を買うので、 アパートが減る。 マンハッタンにアパートを借りられる人も 買える人も上位10%以内のお金持ち、 (販売価格の平均は2億円) それ以外の9割以上の人は 住宅難民化している。 ・・・これは結局「格差問題」 一番困っているのは、長く住んでいたお年寄り。 何十年生きてきた街に住めなくなる。 そしてこれから独立する若者・・・ 住むところがないから親と住むしかない。 コミュニティも変わってしまう。 変化は新しいものが生まれるエネルギーでもあるが、 これではコミュニティが育つ時間がない。 実はニューヨーカーはこの住宅問題が、 犯罪よりも経済よりも もっとも深刻な問題だと思っている。 少し前までは、これが資本主義だから 仕方ないと思われていました。 でもここまでくると、空気や食べ物と同じように、 住む場所は人間の基本的人権のはずなのに おかしい!という声が 特に強くなる一方。 そしてアメリカの大都市はどこも同じ状況。 ・・・でこれが以前からお伝えしている大統領選、 各党の候補者を選ぶ予備選挙に関わって来るんです。 民主党のフロントランナーのヒラリーを相手取って、 二番手のサンダース候補が前面にあげているのが こうした格差問題です。 だからサンダース候補が未だに強い・・・ 今週もオレゴンでヒラリーに勝って、 ケンタッキーではほとんど引き分けました。 こうした住宅事情も含めたアメリカの問題が、 大統領選に影響しているんです。 http://megumiradio.com

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