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1月30日(水) 「ダイアローグスペース」 作家の小川哲さんをお迎え!
ON THE PLANET
▼音声はコチラから!
http://park.gsj.mobi/voice/show/10808
【海猫沢めろん】
イミテーション・ゲームについてですが・・・【小川哲さん】
“機械に心があるか”ということをどうやったら言えるのかについてチューリングは
イミテーション・ゲームという壁の向こうにいる男女を当てるというゲームを使って
「機械が人間と一緒にやって、話している相手が機械か人間か分からなくなれば
心があるといっていい」
と言ったんですね。ただチューリングテストにも欠陥があって、
人間側が機械だと疑われたりしているんですよ。【海猫沢めろん】
昔読んだ本で面白かったのが、
海外のチューリングテストの中に“最も人間らしかった機械賞”と
“最も人間らしかった人間賞”というものがあって、
それを目指すという本があるんですね。【小川哲さん】
チューリングテストが全然ダメという話ではなくて、
それまでは「機械に知性があるとか心がある」という話をする人がいなかったんですよ。
なぜならコンピューター自体がまともになかった時代だったからです。
そんな中でチューリングはコンピューターの未来の在り方を想像して、
そういう問いをしたんですよね。【海猫沢めろん】
でも『ゲームの世界』ではそういうのを移送した感じではないですよね?【小川哲さん】
そうですね。
ただ僕が当時考えていたのは、「世界一楽しいゲームってなんだろう」ということです。
そこで、“脳みそが楽しい状態になった人が勝つゲーム”というのが一番楽しいだろうと
思って(笑)。
脳波を測定して、一番楽しいと感じている人にコインをあげるみたいな。【海猫沢めろん】
少年ジャンプの『HUNTER×HUNTER』の作者は
すごくゲームが好きなんだなって感じはするんですが、
あの漫画は“一番楽しんだ人が一番偉い”という世界観なんですよね。自由というものは自己選択ができるということだと思いますが、
その観点から見ると、“楽しくなきゃいけない!”っていうルールのもとで
楽しくなろうとするのは、すでに楽しくないじゃんって思うのですが・・・。【小川哲さん】
実際そういうゲームがあったら、ルール上に表記するのではなく、
制作者サイドだけが把握していて、楽しんでいる人が有利になる設定にするみたいな。
みんなに受けるかどうかは分かりませんが・・・。【海猫沢めろん】
それ、ソシャゲ(=ソーシャルゲーム)に近い発想な気がします。
人の精神を悟られないようにハックしていくみたいな。
ぼくソシャゲの運営に関わっていた時期があって、そのときは
“いかに気持ちよくガチャを回してもらうか”ということを設計に組み込んでいました(笑)【小川哲さん】
ソシャゲってだいたい同じ設計になっているんですが、
キャラクターとかで骨組みを隠しながらプレイヤーに楽しんでもらうというやり方が
いまのゲーム作りの中心になっているんだと思います。▼『ゲームの王国』上・下(早川書房)
https://www.amazon.co.jp/%E3%82%B2%E3%83%BC%E3%83%A0%E3%81%AE%E7%8E%8B%E5%9B%BD-%E4%B8%8A-%E5%B0%8F%E5%B7%9D-%E5%93%B2/dp/4152096799▼連載 『地図と拳』(小説すばる)
http://syousetsu-subaru.shueisha.co.jp/trialread/201810-1/
【海猫沢めろん】
イミテーション・ゲームについてですが・・・【小川哲さん】
“機械に心があるか”ということをどうやったら言えるのかについてチューリングは
イミテーション・ゲームという壁の向こうにいる男女を当てるというゲームを使って
「機械が人間と一緒にやって、話している相手が機械か人間か分からなくなれば
心があるといっていい」
と言ったんですね。ただチューリングテストにも欠陥があって、
人間側が機械だと疑われたりしているんですよ。【海猫沢めろん】
昔読んだ本で面白かったのが、
海外のチューリングテストの中に“最も人間らしかった機械賞”と
“最も人間らしかった人間賞”というものがあって、
それを目指すという本があるんですね。【小川哲さん】
チューリングテストが全然ダメという話ではなくて、
それまでは「機械に知性があるとか心がある」という話をする人がいなかったんですよ。
なぜならコンピューター自体がまともになかった時代だったからです。
そんな中でチューリングはコンピューターの未来の在り方を想像して、
そういう問いをしたんですよね。【海猫沢めろん】
でも『ゲームの世界』ではそういうのを移送した感じではないですよね?【小川哲さん】
そうですね。
ただ僕が当時考えていたのは、「世界一楽しいゲームってなんだろう」ということです。
そこで、“脳みそが楽しい状態になった人が勝つゲーム”というのが一番楽しいだろうと
思って(笑)。
脳波を測定して、一番楽しいと感じている人にコインをあげるみたいな。【海猫沢めろん】
少年ジャンプの『HUNTER×HUNTER』の作者は
すごくゲームが好きなんだなって感じはするんですが、
あの漫画は“一番楽しんだ人が一番偉い”という世界観なんですよね。自由というものは自己選択ができるということだと思いますが、
その観点から見ると、“楽しくなきゃいけない!”っていうルールのもとで
楽しくなろうとするのは、すでに楽しくないじゃんって思うのですが・・・。【小川哲さん】
実際そういうゲームがあったら、ルール上に表記するのではなく、
制作者サイドだけが把握していて、楽しんでいる人が有利になる設定にするみたいな。
みんなに受けるかどうかは分かりませんが・・・。【海猫沢めろん】
それ、ソシャゲ(=ソーシャルゲーム)に近い発想な気がします。
人の精神を悟られないようにハックしていくみたいな。
ぼくソシャゲの運営に関わっていた時期があって、そのときは
“いかに気持ちよくガチャを回してもらうか”ということを設計に組み込んでいました(笑)【小川哲さん】
ソシャゲってだいたい同じ設計になっているんですが、
キャラクターとかで骨組みを隠しながらプレイヤーに楽しんでもらうというやり方が
いまのゲーム作りの中心になっているんだと思います。▼『ゲームの王国』上・下(早川書房)
https://www.amazon.co.jp/%E3%82%B2%E3%83%BC%E3%83%A0%E3%81%AE%E7%8E%8B%E5%9B%BD-%E4%B8%8A-%E5%B0%8F%E5%B7%9D-%E5%93%B2/dp/4152096799▼連載 『地図と拳』(小説すばる)
http://syousetsu-subaru.shueisha.co.jp/trialread/201810-1/