7/30(木)レコレール・アップデーツ【転職しない時代が来る? ビッグステイ現象】
7月30日(木曜日)のレコレール!
14時台のレコレール・アップデーツでは
『転職しない時代が来る?ビッグステイ現象』をテーマに
千葉商科大学教授で働き方評論家の常見陽平さんに解説して頂きました。
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はじめにここ数年アメリカでは、
転職するより今の会社に留まるビッグステイと呼ばれる言葉が注目を集めています。
同じ会社で働き続ける労働者の「賃金上昇率」が転職者を上回る現象のことを指しますが、
転職者の賃金上昇の優位が以前ほど大きくなくなり、転職の「うまみ」が薄れている、と捉える方がよいとのことです。
「転職しないほうが給料が上がる時代」と感じてしまいますが、正しくは「転職するメリット(賃金アップ)」を昔ほど感じない傾向にあることと考えるのが良いそうです。
もともと日本では長期雇用が中心なのでアメリカと同じ現象として単純には扱うことはできないとのこと。
“企業”から見た人が辞めないことによるメリット・デメリット
メリット
人材の確保、採用・育成コストの抑制、経験やノウハウの蓄積という点でプラス。
中長期のプロジェクトも進めやすい。
新卒初任給の引き上げや中途採用の好待遇は、社内の賃金体系にも圧力をかけることになり、今いる社員の待遇改善にもつながる。
デメリット
賃上げや職場改善が鈍る懸念が生じる。
職場環境、賃金に満足しているとは限らず、不安で動けずに残っている人も。
“働く側”から見たメリットとデメリット
メリット
・雇用と収入の不安が小さくなること。社内の人間関係や仕事の進め方を理解したうえで、腰を据えて働ける。
・中長期のプロジェクトに参加し、時間をかけて専門性や経験を積めることが挙げられます。
デメリット
・より良い仕事に移る機会を逃したり、希望しない異動によってキャリアが左右されたりする可能性や
自分の市場価値が見えにくくなることも。
・「ぬるい」「ゆるい」だけで成長できない職場にも不安を感じ、転職を考えるように。
社内異動や学び直しも含めて成長の機会を自分から確保する必要がある。
日本の雇用市場はもともと長期雇用が前提なので、「ビックステイ」の国といえますが、
人手不足の業界や成長分野では転職が続く一方、大企業のホワイトカラーなどでは様子見が増えるなど
二極化する可能性が高いそうです。
AI、事業再編、配置転換などによって、会社に残っても仕事の内容は変わり続け、
転職しない時代というより「一社にいてもキャリアが動き続ける時代」になると考えられるので、
転職先でも AI や事業再編による変化は起こりえるため「逃げ切れる会社」を探すという発想では危ういと考えられます。
転職を考える時に大切なことは、
なぜ今なのか、なぜその会社なのか、そこで何を身につけたいのかを自分の言葉で説明できること。
転職の意味に、自分で納得できるかどうかが重要とのこと。
もちろん、心身を壊すような職場からは、慎重さよりも早く離れることを優先して欲しいとのこと。
社会全体では、少子高齢化で人手不足が続く一方、AI で代替・再編される仕事や職種も出てきます。
そのため企業は、誰でも採るのではなく成長分野や人手不足の領域で必要な人材を選んで採るようになります。
働き手側とのミスマッチをどう埋めるかが大きな課題になるので長く働きながら学び、仕事の変化に合わせて能力を更新することが当たり前に。
転職だけでなく、社内異動、副業、学び直し、職種転換など、
キャリアを動かす選択肢が増え、その会社の中で新しい仕事に挑戦したり学び直したり、
自分自身をアップデートし続けることが、これからますます大切になりそうですね。
常見陽平さん、ありがとうございました!
詳しくはradikoでぜひ!
期間限定で聴くことができるので、チェックしてみてくださいね✅
→https://radiko.jp/share/?sid=INT&t=20260730140000
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