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4/27(月) レコレール・アップデーツ

レコレール
4/27(月) レコレール・アップデーツ
*レコレール・アップデーツ
超やさしいイラン解説~なぜイランは超大国アメリカと戦うのか
毎日新聞大阪社会部専門記者で元・テヘラン支局長
鵜塚健さんにお話を伺いました。

中東を一括りに考えてしまいがちですが、
中東の緊迫情勢の中心にいる「イラン」という国は、
人口9000万人の地域の大国。
中東というと一般にアラブ人というイメージですが、イランはペルシャ人が多数を占めるそうで、
民族的にも、文化的にも違う国なんだそう。

文化は、宗教的にはイランはイスラム教徒シーア派の国で、イランは歴史が長い国。
紀元前550年にできた世界初の大帝国「ペルシャ帝国」を起源で、
今もイラン国民はその歴史を誇りに思っているそうで、イスラムの文化とペルシャの文化が半々で国ができているイメージなんだそう。

そしてここまでアメリカ、イスラエルと激しく対立する背景には、
現在の「イスラム体制」が誕生する前のパーレビ王朝時代は、
アメリカともイスラエルとも関係が良い国だったそうですが、
1979年のイスラム革命以降、欧米と決裂し、対立関係が続き、
1980年代にはイランイラク戦争があり、アメリカは敵のイラクを支援。
イラクが国際法違反である毒ガス兵器を使い、イラン人が多く犠牲になったが、アメリカはこれを黙認したことから
イランはそうした国際的な不条理が許せないと強く思っており、当時のアメリカに対する恨みは根深いそう。

イランの一般の人たちは今どういう状況なのかというと、
戦争以前から続く欧米社会からの経済制裁で、経済の弱体化が進んでいるのが実態なんだそう。
そしてイランは、女性が抑圧されているというイメージで、
スカーフ着用を義務づけられるなど息苦しい面は確かにある一方で、
女性の進学率は高く、大学生の6割が女性で、修士課程や博士課程も半々なんだそう。
なので、優秀な女性もたくさんいて、女性の副大統領も出ているんだそう。

そして日本人は今後、どうイランという国と向き合っていけばいいのか伺うと、
1990年ごろは、数万人のイラン人が出稼ぎにきて、日本人女性と結婚した人も多く、親しみがあり、
日本はアメリカによる原爆投下から立ち上がり、経済発展をとげた国としても知られ、特別な国だと思われているそう。
そして、日本は、アメリカともイランとも関係が良い世界でも珍しい国だそうで、
その立場を活かして、仲介に力を入れられるはずと考えているそうで、
欧米と対立するややこしい国というイメージではなく、同じアジアの仲間として見ていくことが必要なんだそう。

鵜塚さん、わかりやすく教えていただきありがとうございました!

鵜塚健さん X(Twitter)
https://x.com/kkuzuka

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