9/9(水) レコレール・ミーツ 【 植野広生さん 】
🤝レコレール・ミーツ
成熟した感性やライフスタイルを持つ方々をお招きする、鬼頭由芽とのトークセッションコーナー
『dancyu』編集長時代から国内外のあらゆる「食」を体験してきた植野さんですが、
ご自身では「食を仕事にしている感覚はなく、ただの食いしん坊」という感覚なんだそう。
植野さん的には『dancyu』はグルメ雑誌ではなく、
お酒や雰囲気、会話を含めた「食事」そのものを楽しむ「食いしん坊雑誌」なんだそう!
最近感動した食として挙げてくださったのは、
高知県の久礼や須崎で8月下旬からわずか1ヶ月間しか食べられない「新子(ソウダガツオの幼魚)」のお刺身。
高知特産の青い柑橘「仏手柑」を絞った醤油につけて食べると、
口の中でとろけるような滑らかさと甘みが引き立ち、高知の日本酒と合わせると最高なんだそう!
そして植野さんの「最後の晩餐で食べたいものは?」スペイン・カタルーニャ地方の郷土料理「パン・コン・トマテ」。
少し硬くなったパンに生のトマトやニンニクを擦り付け、オリーブオイルと塩、生ハムを乗せたおつまみ。
パン・コン・トマテがあまりに好きすぎるため「自分の前世はカタルーニャ人だったに違いない」と植野さんは思っているんだそう。
小学館から出版された植野さんのエッセイ『父の棺に焼きそばを』は、
ご両親との思い出や看取りの時間を「食」を通して描いた一冊です。
「焼きそば」は、元新聞記者だったお父様が継いだ家業(自家製麺の焼きそば屋)。
実際にお父様の棺には、焼きそばと高知のお酒「酔鯨」を納めたそうです。
「死の直前まで『あれが食べたい』と願う姿を見て、食は人間の尊厳であり、人が存在するための根源だと気づいた」と語る植野さん。
本の中には「市販の焼きそばを美味しく焼くコツ」や「ウナギの山椒のかけ方」など、
食を愛する植野さんらしい楽しいコラムが挟まれています。
63歳になった今でも「大きくなったら何になろうか」と真剣に悩んでいるという植野さん。
写真、絵、楽器など、まだまだ挑戦したいことがたくさんあるそう。
「死ぬまでずっと夢を持っていたいじゃないですか」。
そんな前向きで好奇心にあふれる言葉と、食への深い愛情がたっぷり詰まった時間でした!
📕父の棺に焼きそばを
🔗https://www.shogakukan.co.jp/books/09389871
→ https://radiko.jp/share/?t=20260909150000&sid=INT
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