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クジラはなぜ歌う?どれぐらい潜れる?陸から海へ進出した哺乳類の不思議について深掘り!

OCEAN BLINDNESS 〜私たちは海を知らない?〜
クジラはなぜ歌う?どれぐらい潜れる?陸から海へ進出した哺乳類の不思議について深掘り!
今回は冒頭から海野さんが驚きのエピソードを披露!語ったのは、なんと・・・「イギリス国王チャールズ3世とウィリアム皇太子にお会いしました」というビッグニュース!11月にブラジルで開催されるCOP30に向けたカウントダウンイベントが、イギリス政府主催でロンドン自然史博物館にて開かれたそうです。海野さんはその席で、皇太子にさまざまな質問をされたとのこと。例えば、「地球の環境問題はこれからどうなっていくと思うのか?」、「海と陸でどちらが重要度は高いか」などなど。さらに、「今ほど海洋が重要視されている時は過去になかったため、海の活動をこれまで以上に推進してほしい」という励ましの言葉までいただいたそうです。まさに世界がいま海に注目していると感じさせるエピソードです。

そのロンドン自然史博物館のメインホールには、シロナガスクジラの骨格標本が吊り下げられています。今回の放送では、そんなクジラをテーマに研究を続ける専門家、東京海洋大学 鯨類学研究室の中村玄准教授をゲストにお迎えしました。
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まず、中村先生がクジラの解説に使ったのが、こちらでした。
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これは3Dプリンターでつくった「玉骨標本」。まずは、クジラの祖先がどのようにして陸から海へと進出したのか、この標本を使ってわかりやすく解説してくださいました。「クジラの祖先は犬のような四足歩行の哺乳類。標本を見てもらうとわかりますが、現在のクジラにも、胸ビレの中には“指の骨”があります」と中村先生。
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続いて、クジラといえば深く長く潜りますが、その潜水と呼吸の話題に。
「クジラは肺呼吸で、最長で222分潜った記録があります。また、クジラが潜る水深は最大3000m」と紹介。ちなみに、それほどの深海だと、ジャンボジェット機何台分もの圧力が体にかかる環境なのだそう。
さらに、その驚異的な潜水能力を支える秘密は肺ではなく「血と筋肉」にあるといいます。「肺はむしろ小さくして、血液と筋肉中に酸素を貯められるように進化したんです。さらに、彼らは潜る時に、例えば手や尻尾といった末端の部位の血流を止める」など、中村先生はクジラの神秘的な体の構造について解説してくださいました。

そして後半は、“クジラの歌”の仕組みについて深掘り。
「有名なのがザトウクジラの歌う“ソング”ですが、私が研究しているのは“どうやって音を出すのか”という点」と紹介。実際の歌を聞いてみるべく、小笠原諸島の周辺で録音されたクジラの歌もオンエアしました。

「ザトウクジラのソングは30分ほど続くものもあります。呼吸をせずに歌うんです」と中村先生。さらに研究の過程で“オスとメスの違い”も発見し、論文として発表されたとのことです。

このほかにも、音が出る仕組みの深掘りだけではなく、日本の文化である「クジラを食べる」ことについて、海外との食べ方の違いから未来の食料問題、資源管理までトーク。その詳細は、ぜひAuDeeやSpotifyなどのPodcastでお聴きください!


そして、今回は中村先生の書籍「海でつばさを手に入れる」を抽選で2名の方にプレゼントします。
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宛先は
ocean@interfm.jp
こちらまで。
今回のお話にあった進化の過程がわかりやすく、かわいらしく書かれていますので、ぜひご応募ください。

♪今回のオンエアでお届けした楽曲♪
OASIS「Champagne Supernova」
Def Tech「FANTASY」

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