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義理の両親の介護に悩むリスナーの相談に若新雄純「“嫁の務め”は見直されるべき」
Seasoning~season your life with music~
市川美絵がパーソナリティをつとめるJFN系列で放送されているラジオ生放送番組「Seasoning~season your life with music~」。2月2日(木)放送のコーナー「若新雄純の『無責任相談所』」では、木曜レギュラーパートナーの若新雄純(慶應大学特任准教授などをつとめるプロデューサー)がリスナーの相談に答えました。

若新がリスナーからのお悩みに答えるものの、その回答には一切責任を取らないという斬新(!?)なコーナー。この日紹介したメッセージは、「義理の両親を介護している」というリスナーからの相談です。
<リスナーからの相談>
義理の両親を介護していますが、母に認知症の症状が出始めました。父は入退院を繰り返しており今は自宅におらず、母はひとり暮らしです。
夫は仕事が忙しく、介護には手が回らない状態です。私は「ひとりっ子の夫のために……」と思い介護をしてきましたが、気持ちが切れてしまいそうです。
介護サービスも使っていますが、認知症の症状が出ている母を目の前にすると、自分が何をしても無力に感じてしまうのです。この先、介護のモチベーションを上げるには、どうしたら良いのでしょうか?
◆親を介護施設に入れるのは「決して責任を放棄したことにはならない」
自身の父方の祖母も生前、認知症になったという若新。「うちの父親は、そうなった段階で(祖母を)介護施設に入れて、僕の母親が義理の母の介護をしなくても済むようにした」と振り返ります。
父方の祖母は、介護施設に入ってから亡くなるまで10年以上、施設で過ごしたという若新。若新の父は、度々「自分のことを産んでくれた親だから当然だけど、母親が死ぬまで(介護施設の)費用はすごくかかったなぁ」と冗談を言うことがあったそうです。
また、父が祖母を介護施設に入れる決断をした背景について、若新は「夫婦共働きということもあったけど、たぶんうちの母からは(認知症になった姑の介護の話を)切り出しにくかったと思う。だから(そのことを察した)父が『無理して介護をしなくていいから』と言い、自分の母親だけど介護施設に預ける決心をしたのだと思う」と当時の両親の胸中を推察。
若新は、父の決断について「僕らは人生において全部は選択できないから、何を優先するかというなかで、うちの父は自分の母親よりも一緒に次の家庭を築いた妻の立場を最優先に選んだということ。そのはっきりとしたスタンスはリスペクトしている」と語ります。
とはいえ、家庭環境は人によってさまざま。「(うちの父のケースと同じ)決断をしづらい人もいるでしょうし、『最期まで(自分たちで)面倒を見るべきじゃないか』と言う人や、もっと言うと『(親の介護は)“嫁の務め” 』みたいな感覚の人もいる」と親の介護に直面した人たちのことを慮ります。
今回の相談者に向けて、「(夫のためにと介護を頑張ってきただろうけど)気持ちが切れてしまうと思う」とうなずく若新。「日本のいろいろな社会の制度のなかで、今、“家、家族、家庭の価値を見直すべき”という議論になってきている」とし、「(これらの議論は賛否両論があり)家族や家庭を人生のベースとして大切にするのもわかるけど、誰かが極端に我慢したり、犠牲になっていることで成り立っている状態はおかしい」と指摘。
「子どもを産んで育てて、必要があればパートにも出て、何より夫の両親の介護もして、地域のこともやる、“嫁”という立場の女性の忍耐や犠牲は相当あったと思う。それらのことを、本当に女性がやるのが当たり前だったのかというのは、今考えて良いときだと思う」と主張します。
そして、「これだけテクノロジーが進化して、従来我慢やってきた仕事が楽になってきて、ようやく自分の人生、自分の時間を大切にできる社会になってきたが、“嫁の務め”みたいなものはテクノロジーで楽になるものじゃない」と話し、「今の時代、それほど簡単に給料が増えなくなった代わりに、自分の時間をちゃんと増やして自分の納得のいく過ごし方ができないと、何のために働いてきたのか、何のために頑張っているのかわからないと思う」と語ります。
今回の相談者が「介護をするのがつらい」と夫に切り出せずにいるように、「誰かが極端に我慢をして成り立つ社会は、誰かがちゃんと声を上げて見直さないといけないと思う」と強調。
「今までの伝統や常識に縛られて自分を犠牲にしてきた部分を見直して、納得いく時間を過ごせるようにしないと“希望”が見出せないのでは? 思い切って一歩踏み込んで(自分が)新しい時代をつくる当事者だと思って、今の気持ちを夫にきちんと打ち明けたら良いのではないか。(介護施設に入れたからと言って)決して責任を放棄したことにはならないし、結局、介護施設に預ける費用を稼ぐためにパートなどをすることになったとしても、プラスマイナスゼロということではなく、時間の過ごし方や納得感が変わるはず」とアドバイスを送りました。
若新の助言を聴いた相談者から早速、番組宛てにメッセージが届きました。
「若新さんの話を聴いていて、涙が出ました。無理して頑張っていることに気がつきました。自分のなかで、“介護は私がやらなくちゃ”と思っている部分がありました。まずは、夫と相談してみようと思います」という声に、若新は「自分が無理してやってきた介護を、どこかに任せるために(働いて)稼ぐだけでも大きく前進するし、(介護施設に預けることは)放置ではない」とエールを送りました。
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★ダウンロードはコチラ→ https://audee.jp/about
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<番組概要>
番組名:Seasoning~season your life with music~
放送日時:毎週月曜~木曜 13:30~15:55
放送エリア:TOKYO FMをのぞくJFN全国20局ネット
パーソナリティ:市川美絵、角田陽一郎(月曜)、副島淳(水曜)、若新雄純(木曜)
番組Webサイト:/program/38286

木曜レギュラーパートナーの若新雄純
若新がリスナーからのお悩みに答えるものの、その回答には一切責任を取らないという斬新(!?)なコーナー。この日紹介したメッセージは、「義理の両親を介護している」というリスナーからの相談です。
<リスナーからの相談>
義理の両親を介護していますが、母に認知症の症状が出始めました。父は入退院を繰り返しており今は自宅におらず、母はひとり暮らしです。
夫は仕事が忙しく、介護には手が回らない状態です。私は「ひとりっ子の夫のために……」と思い介護をしてきましたが、気持ちが切れてしまいそうです。
介護サービスも使っていますが、認知症の症状が出ている母を目の前にすると、自分が何をしても無力に感じてしまうのです。この先、介護のモチベーションを上げるには、どうしたら良いのでしょうか?
◆親を介護施設に入れるのは「決して責任を放棄したことにはならない」
自身の父方の祖母も生前、認知症になったという若新。「うちの父親は、そうなった段階で(祖母を)介護施設に入れて、僕の母親が義理の母の介護をしなくても済むようにした」と振り返ります。
父方の祖母は、介護施設に入ってから亡くなるまで10年以上、施設で過ごしたという若新。若新の父は、度々「自分のことを産んでくれた親だから当然だけど、母親が死ぬまで(介護施設の)費用はすごくかかったなぁ」と冗談を言うことがあったそうです。
また、父が祖母を介護施設に入れる決断をした背景について、若新は「夫婦共働きということもあったけど、たぶんうちの母からは(認知症になった姑の介護の話を)切り出しにくかったと思う。だから(そのことを察した)父が『無理して介護をしなくていいから』と言い、自分の母親だけど介護施設に預ける決心をしたのだと思う」と当時の両親の胸中を推察。
若新は、父の決断について「僕らは人生において全部は選択できないから、何を優先するかというなかで、うちの父は自分の母親よりも一緒に次の家庭を築いた妻の立場を最優先に選んだということ。そのはっきりとしたスタンスはリスペクトしている」と語ります。
とはいえ、家庭環境は人によってさまざま。「(うちの父のケースと同じ)決断をしづらい人もいるでしょうし、『最期まで(自分たちで)面倒を見るべきじゃないか』と言う人や、もっと言うと『(親の介護は)“嫁の務め” 』みたいな感覚の人もいる」と親の介護に直面した人たちのことを慮ります。
今回の相談者に向けて、「(夫のためにと介護を頑張ってきただろうけど)気持ちが切れてしまうと思う」とうなずく若新。「日本のいろいろな社会の制度のなかで、今、“家、家族、家庭の価値を見直すべき”という議論になってきている」とし、「(これらの議論は賛否両論があり)家族や家庭を人生のベースとして大切にするのもわかるけど、誰かが極端に我慢したり、犠牲になっていることで成り立っている状態はおかしい」と指摘。
「子どもを産んで育てて、必要があればパートにも出て、何より夫の両親の介護もして、地域のこともやる、“嫁”という立場の女性の忍耐や犠牲は相当あったと思う。それらのことを、本当に女性がやるのが当たり前だったのかというのは、今考えて良いときだと思う」と主張します。
そして、「これだけテクノロジーが進化して、従来我慢やってきた仕事が楽になってきて、ようやく自分の人生、自分の時間を大切にできる社会になってきたが、“嫁の務め”みたいなものはテクノロジーで楽になるものじゃない」と話し、「今の時代、それほど簡単に給料が増えなくなった代わりに、自分の時間をちゃんと増やして自分の納得のいく過ごし方ができないと、何のために働いてきたのか、何のために頑張っているのかわからないと思う」と語ります。
今回の相談者が「介護をするのがつらい」と夫に切り出せずにいるように、「誰かが極端に我慢をして成り立つ社会は、誰かがちゃんと声を上げて見直さないといけないと思う」と強調。
「今までの伝統や常識に縛られて自分を犠牲にしてきた部分を見直して、納得いく時間を過ごせるようにしないと“希望”が見出せないのでは? 思い切って一歩踏み込んで(自分が)新しい時代をつくる当事者だと思って、今の気持ちを夫にきちんと打ち明けたら良いのではないか。(介護施設に入れたからと言って)決して責任を放棄したことにはならないし、結局、介護施設に預ける費用を稼ぐためにパートなどをすることになったとしても、プラスマイナスゼロということではなく、時間の過ごし方や納得感が変わるはず」とアドバイスを送りました。
若新の助言を聴いた相談者から早速、番組宛てにメッセージが届きました。
「若新さんの話を聴いていて、涙が出ました。無理して頑張っていることに気がつきました。自分のなかで、“介護は私がやらなくちゃ”と思っている部分がありました。まずは、夫と相談してみようと思います」という声に、若新は「自分が無理してやってきた介護を、どこかに任せるために(働いて)稼ぐだけでも大きく前進するし、(介護施設に預けることは)放置ではない」とエールを送りました。
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放送日時:毎週月曜~木曜 13:30~15:55
放送エリア:TOKYO FMをのぞくJFN全国20局ネット
パーソナリティ:市川美絵、角田陽一郎(月曜)、副島淳(水曜)、若新雄純(木曜)
番組Webサイト:/program/38286
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