6/3(水) レコレール・アップデーツ 【 斎藤幸平さん 】
📝レコレール・アップデーツ
毎日アップデートされる”世の中の今と小さな変化"をわかりやすく紐解いていきます。
東京大学 大学院 総合文化研究科 准教授で経済思想家の斎藤幸平さんにお話を伺いました。
4月に『人新世』シリーズの2作目となる最新刊『人新世の黙示録』を出版された斎藤さん。
タイトルの「人新世」とは、人間が作り出したものが地球全体を覆って、
新しい地層を作り出してるようになるくらい人類の経済活動が大きな力を持つようになった時代を表した概念のこと。
現在の社会は、工場でモノを作る従来の資本主義から「テクノ資本主義」へと移行。
私たちが便利に利用しているインターネットやプラットフォームの裏で、
行動データが巨大企業に吸い上げられ、操作や管理が行われているそう。
これにより、一部の超富裕層に莫大な富と情報が集中し、民主主義までもが脅かされる危険性があるそうです。
気候変動ならぬ気候崩壊とも言える急激な変化の中で、
現在の資本主義では限りある資源の奪い合いになる可能性が。
そうなった時にテクノロジーエリートの1人勝ちになるのではというところから、
斎藤さんが提言されているのが「参加型の計画経済」。
本の中では「暗黒社会主義」と名付けられています。
民主主義やルールを無視してでも自分たちだけが
生き延びようとする「暗黒啓蒙」という考え方。
これに対抗し、気候変動が進んだ絶望的(暗黒)な未来の中で
みんなが生き延びる方法を考えるのが、
斎藤さんの造語である「暗黒社会主義」です。
市場に任せきりにするとごく一部の人が不要なものに資源を浪費し欠乏が加速する恐れが。
斎藤さんは、それを防ぐため、生きることに必要なものを重視し、
GDPやお金で測れないさまざまな価値観(スポーツ、音楽、自然環境など)を
反映するような経済に転換していくためにもっと民主的な参加型の経済を作ろうという提案をされています。
みんなが「自分たちの街や社会をどうしたいか」を民主的に話し合って決める
「参加型の計画経済」を目指し、国任せや強いリーダーに依存するのではなく、
私たち市民自身の声を反映させていく街づくりが重要であるとおっしゃっていました。
📕人新世の「黙示録」
https://www.shueisha.co.jp/books/items/contents.html?isbn=978-4-08-737010-2
詳しくははradikoで!
radikoでは期間限定で聴くことができるので、ぜひチェックしてみてください✅
🔗 https://radiko.jp/share/?t=20260603140000&sid=INT
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