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8/12(水) レコレール・アップデーツ 【 地球温暖化が進むと魚はオス化する? 】 東京大学大学院農学生命科学研究科教授 大久保範聡さん

レコレール
8/12(水) レコレール・アップデーツ 【 地球温暖化が進むと魚はオス化する? 】 東京大学大学院農学生命科学研究科教授 大久保範聡さん

📝レコレール・アップデーツ

毎日アップデートされる”世の中の今と小さな変化"をわかりやすく紐解いていきます。

 

東京大学大学院農学生命科学研究科教授の大久保範聡さんをお迎えし、
魚の不思議な生態と地球温暖化がもたらす影響について伺いました!

大久保さんが研究しているのは「オスとメスの違いがどのように生まれるのか、その仕組みの解明」。
動物や人間にはオスとメス(男性と女性)が存在し、体の構造だけでなく、以下のような様々な違いがあります。

・行動のパターン(求愛行動やなわばり行動など)
・寿命の違い
・病気のなりやすさ・免疫力の差 など

こうした性差が生まれる根本的なメカニズムを解明するために魚(主にメダカなど)をモデル生物として研究を行っています。


人間とは異なり、魚類の中には自ら性別を変える「性転換」の能力を持つものが約500種類も確認されています。
例えばカクレクマノミは、集団の中で一番大きな個体がメス、二番目がオスになるというルールがあり、
メスが死んでしまうと二番手だったオスがメスへと性転換して群れを維持するのだそうです。

魚の中には、人間のような性染色体を持たず、育つ環境(水温など)によって性別が決まる種類がいます。
また、性染色体を持つ魚であっても、稚魚の頃に高い温度にさらされると性別が書き換えられ、オスになってしまうことが分かっています。
詳しいメカニズムは研究中だそうですが、暑さという「ストレスフルな環境」下では、
エネルギーを多く消費する「卵」を作る余裕がないため、オスになるのではないかと考えられているそうです。 

近年、実際に自然界でオス化が進んでいることが報告されています。
2019年には北米で見られるヒラメの仲間でオスの割合が最大94%になった地域が確認され、
日本でも東京湾のギンイソイワシでオスの割合が78%に達した年があったそうです。
定住している魚にとっては、海水温上昇でオス化してしまうと繁殖ができなくなってしまい、絶滅に向かう致命的な問題です。
現在の温暖化のスピードは魚の進化では追いつけないため、これ以上の温度上昇を食い止めるしか対策はないようです。

一方で、この「温度で性別が変わる」性質を逆手に取り、トラフグの養殖において温度を調整し、
「白子」を持つオスばかりを意図的に育てるという試みも始まっているそうです。

 

詳しくははradikoで!
radikoでは期間限定で聴くことができるので、ぜひチェックしてみてください✅
🔗 https://radiko.jp/share/?t=20260812140000&sid=INT

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