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#38 芳醇な味わいの「相馬ミルキーエッグ」(後編)
前回に引き続きお話を伺ったのは「相馬ミルキーエッグ」を手掛ける
大野村農園の農園主の菊地将兵さんにお話を伺いました。
菊地さんは、福島県相馬市のご出身。
地元である相馬に「大野村農園」を設立するきっかけとなったのが、
東京に暮らしていた頃に体験した「炊き出しのボランティア」 。
ご自身が母子家庭で育ったことで貧困問題に興味があったことが参加のきっかけでした。
炊き出しを配ったり、夜回りをしてホームレスの方々への声がけなどの活動に勤しみます。
参加しているうちは「人の助けになっている」と満足感を得られていました。
しかし、貧困の根本的解決にはつながらないことへの違和感も同時に覚えていたという菊地さん。
ある日、米農家さんがその炊き出しで「使ってくれ」と
たくさんのお米を配っている様子を目にします。
炊き出しが成り立っているのは農家さんの存在が大きいと実感した菊地さん。
生まれ育った祖父母が仕送りでお米を送ってきてくれていたことも忘れていたことに気付きます。
大事なものは足元にあり、自身も農家に興味を持つようになりました。
そこから約3年間、全国の農家で修行する日々を過ごしました。
実力もつき、いざ地元・相馬市で就農をしようというタイミングで発生したのが東日本大震災。
諦めモードが広がる中「やらずに諦めるより、やってから諦めよう」と決意し
5月には相馬市の農政科に向かいました。
震災が発生し、現場は混乱していることに加えて、
そのタイミングで若手の新規就農を希望する菊地さんに驚かれたと振り返ります。
今では農業未経験者のボランティアを年間50人以上受け入れていたり、民泊もおこなっている菊地さん。
徐々に、不登校や引きこもりなどで悩む学生の受け入れも増えてくるようになります。
献身的に向き合う菊地さんの姿を見ていたある女の子から
「来年ここで働きたい。
そして、フリースクールを立ち上げたいので菊地さんに手伝って欲しい。」と相談があります。
自分がケアをしてきた子が立派に成長し
相馬に戻り、下の世代の面倒を見たいというようになりました。
「10年以上かけてこういうことが増えてきて嬉しい。
そして、次の世代を育てるような立場になってきたんだと実感するようになりました。」と話す菊地さん。
農業だけでなく、幅広いフィールドで活躍する菊地さん。
今後のご活躍も楽しみです。
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