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#21 地球にやさしい焼き物「津軽金山焼」
今回お話を伺ったのは、青森県五所川原市にある
津軽金山焼、窯元の松宮亮二さんです。
そもそも、日本の焼き物には特徴があります。
それは数百年継続している産地が100ヶ所以上あること。
1番新しい益子焼でも、190年以上の歴史があります。
松宮さんは「金山焼きは、僕が始めた焼き物のためまだ歴史は40年ほど。
100年ほど続けないと成人にはならないかな」と話します。
そんな金山焼きが今「地球にやさしい」という観点で注目されています。
具体的には、「温室効果ガスの排出量が少ない」ということ。
金山焼きは100%薪を使って焼き上げます。
木は空気中の二酸化炭素を吸って酸素を吐き出すことで成長していきます。
つまり、薪を燃やすことは木が成長する際に吸った分の二酸化炭素を排出するため
大気中の二酸化炭素の量は変化しません。
そういった点で、地球にやさしい金山焼きです。
また使用する薪についても、製材所の廃材や、
無人となった民家の建て壊し時に発生した木材などを使うことで
産業廃棄物として処理するのではなく、有効活用しています。
また、新しい窯のプロジェクトが進んでいます。
薪は、燃焼効率の悪さや、焼く際に煙が出るため使える場所が限られるという問題を抱えています。
そういった問題を解決しながら燃焼効率を上げる「煙が出ない窯」を作るというプロジェクト。
煙突から煙が出る前に、もう一度煙を燃焼させることで省エネを図り、その熱も活用するというシステム。
数年にわたり度々の実験を重ね、ようやく実用の目処がついたタイミングだそうです。
「20世紀から世界の人口は急増しています。
そうすることで、ますます二酸化炭素が排出され、人類が住みにくい世界になっていきます。
我々にもできることはしていかなければならない。
我々がやったことで地球環境が変わるわけではないが
みんながやらなければいつまで経っても変わらない。
小さなことからコツコツ」という思いのもと、創作活動に向き合う松宮さん。
金山焼きが万が一破損してしまっても、全て粉砕し、
粘土に混ぜてリサイクルをするなど徹底的に地球に優しいアクションを起こしています。
手にとる人に環境への思いを感じてもらえれば、と話してくださいました。

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