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Vol.586 日本農産工業株式会社 小山 剛さん・第1週目

企業の遺伝子
Vol.586 日本農産工業株式会社  小山 剛さん・第1週目

今週は、日本農産工業株式会社 代表取締役 社長執行員の小山剛(こやま・たけし)さんをお迎えしています。

今回は、日本農産工業の成り立ちについて伺います。

 

鶏卵売り場で見かける「ヨード卵・光」。名前は知っていても、その誕生の裏側にどんな挑戦があったのかをご存じでしょうか。

今回の『企業の遺伝子』は、日本農産工業 代表取締役執行役員社長・小山剛さんをゲストに迎え、日本の食を支え続けてきた企業の歩みと、ロングセラー商品の知られざる物語に迫ります。

 

日本農産工業のルーツは1931年。当時の日本人に不足していたたんぱく質を届けたいという思いからスタートしました。意外にも同社が手掛けていたのは、肉や卵そのものではなく、それらを生み出す家畜の「配合飼料」。トウモロコシを主食、大豆由来の原料をたんぱく源、さらに繊維やミネラルを組み合わせることで、まるで完全栄養食のような飼料をつくり続けてきました。鶏だけでなく、豚、牛、さらにはブリやタイ、ウナギまで。私たちの食卓の土台を支える存在だったのです。そんなBtoB企業が、なぜ一般消費者向けの商品開発に挑んだのか。その象徴が発売50周年を迎えた「ヨード卵・光」です。

 

今では高品質卵の代表格として知られていますが、発売当初は決して順風満帆ではありませんでした。当時の卵が110円前後だった時代に、ヨード卵・光はなんと150円。価格は約5倍です。当然ながら消費者にはなかなか受け入れられず、営業担当者は青果店を一軒一軒訪ね歩き、「まずは置いてください」と頭を下げ続けたといいます。売れた分だけ代金を回収するという、地道な営業活動の日々。その苦労は想像以上のものだったそうです。

それでもヨード卵・光は生き残りました。転機となったのは、ある週刊誌での紹介。珍しい高級卵として注目を集め、百貨店にも並ぶようになります。そして徐々に「特別な卵」としての価値が認知されていったのです。

さらに番組では、現在も支持され続ける理由についても語られます。味覚センサーによる分析で確認された“コク”の違いとは何なのか。卵かけご飯で実感できるという、その味わいの秘密にも迫ります。

 

95年以上にわたり食の基盤を支え続けてきた企業が、どのようにしてヒット商品を生み出したのか。知られざる挑戦の物語を、ぜひ番組でお聴きください。

今週のゲスト

小山剛 (こやま つよし)さん

青山学院大学経営学部を卒業後、1993年三菱商事に入社。魚粉など飼料原料の輸入・販売を皮切りに、飼料穀物や乳製品、米、青果物など、食品産業に幅広く従事し、農畜産物の一大生産国であるアルゼンチンでの海外駐在も経験。2020年に伊藤ハム米久ホールディングスへ出向し、執行役員として経営戦略の立案・推進を担った後、20236月に日本農産工業の代表取締役に就任、現在に至る。

■A Gene of Music
このコーナーでは、音楽に精通した方にゲストのお話からイメージする4つの楽曲をセレクトしていただき、4週にわたって番組内で放送しています。

今週の選曲者

森谷 謙一 さん

2013年に地元広島の大学を卒業後、営業系に就職するが、メディア業界に憧れ、退職後、都内の番組制作系の専門学校に入学

卒業後2019年に番組制作会社、株式会社エフエムサウンズ(現:株式会社サウンドネクスト)に入社し7年間、FMラジオを中心に番組制作

2026年にフリーランスとして独立しTOKYOFMinterfmBAYFMで番組制作を手掛けている.

 

今回のゲスト企業から連想するテーマ

「ヨード卵・光」という、誰もが聞いたことのあるブランド卵を産みだした日本農産工業株式会社。

「食といのちの未来をひらく」という思いを抱いて、今日まで創造、研鑽、変化を経て、私たちの食文化を支えてきました。

今回は日本農産工業株式会社さんの創造、研鑽、変化というものを考えながら選曲させていただきました。

 

森谷謙一さんが選ぶ今週の1曲

HAPPY / BUMP OF CHICKEN2010年)

「ヨード卵・光」は今年、発売50周年ということでここの至るまで戦争を乗り越え、研究に研究を重ね、販売先に一軒一軒訪問、そして「売れた分の代金のみを頂き、売れ残りはすべて引き取る」という富山の薬売り方式で、地道に販路を広げてようやく、今では誰もが聞いたことのあるブランド卵になりました。

今回選んだ曲の歌詞には「終わらせる勇気があるなら、続きを選ぶ恐怖にも勝てる」というフレーズがあります。当時の関わっていた方の心境は深くはわかりませんが、それでも商品を終わらせるのではなく、うまくいくのかわからない中、売り続ける、開発し続けるという続きを選んだ恐怖に打ち勝った末に今がある商品だと思います。

「生まれてくれてありがとうという祝福」の意味を込めてBUMP OF CHICKENHAPPYを選曲しました。

■放送局、放送時間情報

ショートver.5分番組)
FM
秋田 毎週土曜 1955 / FM岡山 毎週土曜 1955 / FM山口 毎週土曜 1955 / FM徳島 毎週土曜 1955 / FM 沖縄 毎週土曜 1955 /FM宮崎 毎週日曜 1555 / FM高知 毎週金曜 754 

ロングver.15分番組)
FM
長野 毎週土曜 9:15 / FM岐阜 毎週日曜 900 / FM大分 毎週日曜 900 / FM石川 毎週日曜 915 / FM香川 毎週月曜 1140 / InterFM 毎週火曜 1840 / FM滋賀 毎週水曜 1836 / FM岩手 毎週木曜 845 


1 放送局及び放送日時が変更となる場合があります。特別番組、天災などの臨時対応により、予告なく放送休止となる場合がありますのでご了承下さい。詳しくはお聴きいただいているFM放送局のタイムテーブルにてご確認ください。

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