Vol.161 豊島・「島のお誕生会」に参加してみました

今週も先週に引き続き、豊島にある「島キッチン」から。
4月5日に訪れると、毎月恒例のイベント「島のお誕生会」が行われていました。
お誕生月の人も、そうでない人も、島の人も、島外の人も集まって、4月生まれの方をお祝いする時間。


毎月ちがった企画が行われますが、この日はみんなで野点を楽しんだあと、お誕生月の方に手作りのバースデーカードをプレゼント。ハッピーバースデーを歌ってお祝いしました。
ご近所のお父さんたちも参加。すでに何度も参加し、何度もバースデーカードをもらっているそうで、大事におうちに飾ってあるそうです。歳をとってからこんなふうにみんなにお祝いしてもらうお誕生日はなかなかない、とお父さん。ご近所さんのお誕生月もわかり、こんなことがなければ近くの人のことを知ることもないなあとおっしゃっていました。

そんな「島のお誕生会」が始まったのは2014年4月から。
「島キッチン」は豊島に訪れた人と島の人の交流の場になればと出来上がった瀬戸内国際芸術祭の作品ですが、両者が一緒に喜べるイベントがなかなかなく、模索していた中で「お誕生会」を思いついたそう。
「島のお誕生会」の日は外のテラスもガーランドや折り紙のわっかつなぎ、お花が飾られてパーティ仕様に。時間になるとどこからともなく豊島のみなさんがやってきます。

(写真/お話をお聞きした瀬戸内こえびネットワークの大垣さん)
その風景が当たり前になるまで瀬戸内国際芸術祭サポーターこえび隊のみなさんが行ってきたのが、島の瓦版的な「島キッチン新聞」の配布でした。
新聞を配りながら「島のお誕生会に来ませんか?お誕生日はいつですか?」と尋ね歩いたそう。
コロナ禍に入る前には多くの方に認知され、現在はポストインした「島キッチン新聞」で日にちを見て自然と遊びに来てくださるのだとか。

津軽三味線のライブをしてみたり、豊島の棚田の収穫祭に合わせて開催したり、島のみなさんのリクエストにこたえて輪投げ大会をやってみたり。季節や気温、島に住む人、島にやってくる人の顔を思い浮かべながら、毎月変化している「島のお誕生会」。
ハッピーバースデーの歌でひとつになれる豊島の特別な1日です。
瀬戸内国際芸術祭公式イベント「島のお誕生会」
毎月豊島の「島キッチン」などで開催されています。詳細は瀬戸内国際芸術祭 公式サイト(https://setouchi-artfest.jp/ )をご覧ください。