Vol.160 豊島・島キッチンで島のお母さんに出会う

豊島にある瀬戸内国際芸術祭の作品「島キッチン」に訪れました。
「島キッチン」は瀬戸内国際芸術祭2010の際、豊島・唐櫃集落の空き家を建築家 安部良さんが設計・再生した「食とアート」で人々をつなぐ出会いの場。東京・丸ノ内ホテルのシェフのアドバイスのもと、島のお母さんたちが旬の食材を使って料理を提供しています。

この日は「4月の島のお誕生会」が行われる日。外のテラスはガーランドなどで飾り付けされて賑やかな雰囲気でした。
瀬戸内国際芸術祭サポーターこえび隊の大林さんにお伺いすると、「島キッチン」は島内の人と島外の人が交れるプラットフォームを作りたいという思いからできた場所。当初は週末になるとライブやワークショップなどのイベントが行われていました。現在も形を変えながら、島の人と交流できるイベントや取り組みを行っています。

お昼時になると多くのお客様が食事に来られます。店内では4名の島のお母さんが働かれていて、中にはここで使うお野菜を作られている方も。シェフは季節ごとに豊島で収穫できる野菜を見てメニューを考案。お魚や野菜、手作りの味噌も人気です。島の方も島外から家族が帰省した際にはここで食事をされているそう。

「島キッチン」で働く島のお母さん、田中さん(写真右)にお会いしました。
2011年の夏から働き始めたそうですが、それ以前は旦那さんと一緒に船に乗る仕事をされていました。旦那さんが60歳になり、船から降りることを決めた際、ちょうど「島キッチン」の藤崎さんに誘われてここに関わることに。島で野菜を作りながら料理を作るお手伝いをされています。
この日の前菜のわけぎ・ブロッコリー、サラダの大根・サニーレタスは田中さんが作られたもの。「こんなん作ったらみんな喜んでくれるかなって、夫婦で話ながら畑に行ってます。」と田中さん。

「ここに来たらいろんな出会いがあるんです。豊島の人もここが出来て変わった。閉鎖的なところがあったけど、いろんな人と話して明るくなって若返ったかな。これからも新しい野菜を作って皆さんに食べてもらいたいですね。」と笑顔で仰る姿が印象的でした。
島キッチン
場所/香川県小豆郡土庄町豊島唐櫃1061
営業日時/土・日・月曜日・祝日の11:00~16:00(食事 LO 14:00 / ドリンクLO 15:30)
定休日/火・水・木・金曜日 ※月曜が祝日の場合は翌火曜が営業日
アクセス/豊島家浦港・唐櫃港からのバス、もしくは島のレンタサイクル、レンタカーなどをご利用ください。