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川崎宗則選手が愛される理由とは?
中西哲生のクロノス 速水健朗のクロノス・フライデー
川崎選手と言えば常に明るく、チームメイトやファンからとても愛されていますが、そこに至るまでは数多くの困難があったそうです。1999年のドラフト会議で、当時福岡ダイエーホークス(現・福岡ソフトバンクホークス)から指名を受け入団。2011年にはフルイニング出場し、ソフトバンクホークスの日本一に貢献します。そして、その翌年2012年に渡米。11年間に渡る日本球界で放ったヒットは計1343本。川崎選手が憧れるイチロー選手が日本のプロ生活9年間で打ったヒット数を65本上回ってのMLB挑戦でした。2012年、川崎選手は当時イチロー選手が所属していたシアトル・マリナーズに入団しましたが、そのときはメジャーではなくマイナー契約。当時は練習の違いやメジャー昇格へのプレッシャーに夜は眠れず、いらだつ日々が続いたとか。しかし、そこで川崎選手は少しずつ逆境を生き抜く術を身につけていったそうです。そのひとつが“大声を出す”こと。元気を出すには大声が一番。日本人は海外に行くと萎縮して声が小さくなりがちです。たとえ英語が堪能だったとしても、現地の人から聞き返されれば自信を失くしてしまいます。だったら大きな声を出す、川崎選手はそう考えたそうです。さらには、“やせ我慢が大事”ということも。メジャー1年目で控えに甘んじていた川崎選手は、レギュラーのキャッチャーがケガをしたときに監督から“キャッチャーができるか?”と聞かれ、“OK、ノープロブレム”と即答。翌日からキャッチャーの猛練習に励んだそうです。監督から求められたことに対して“できません”と答えるのではなく、やせ我慢をしてでも期待に応えることが大事だと川崎選手は言います。そんな川崎選手は、MLB生活二年目もトロント・ブルージェイズとマイナー契約をします。ただ、このとき川崎選手は通訳を付けず、そこで身につけたのは“恥をかくこと”でした。まわりの会話が全くわからずも、そこで怖がっているだけでは何もできないまま。そこで川崎選手はあえて通訳を付けず、恥をかくことにしたそうです。チームメイトには英語に日本語、さらにはスペイン語で話しかけたり、ミーティングでも日本語で発言。すると、チームメイトから飲みに誘われるようになり、やがて誰からも愛されるメジャーリーガー、ムネノリ・カワサキが形成されました。もがき苦しんだMLB生活の中で、川崎選手がようやく見つけた自分らしい生き方。その後は毎日をハッピーに生きていくだけ、そうして“I'm enjoying myself”という言葉が生まれました。そんな川崎選手は今年日本球界に復帰しましたが、そこではどんな魅力を振りまいてくれるのか、非常に楽しみです。
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