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炒め物でも感染する“O157”予防対策

中西哲生のクロノス 速水健朗のクロノス・フライデー
まずは、腸管出血性大腸菌“O157”について、先日“O157”に感染した3歳の女の子が亡くなりました。そもそもこの菌はどういうものなのか。久住さんによると、大腸菌自体は人間の腸内に住んでいる菌で、その中でいくつか病気を引き起こす種類があり、そのひとつが腸管出血性大腸菌だと言います。 これはベロ毒素という毒素を作り、腸管の粘膜を傷つけたり、血管の内側の壁を痛めることで血小板を減らしたり、腎臓の機能を低下させたりし、病気を引き起こすそうです。あまりニュースにはなっていませんが、“O157”の感染者は久住さん曰く年間3000人くらい。そのうち60人程の方が亡くなっているとか。基本的に“O157”は加熱すると死ぬそうですが、今回亡くなった幼児は炒め物を食べて感染したと言われています。 この場合考えられる汚染のケースは3つ。ひとつは炒め物の加熱が不十分だった可能性。もうひとつは、調理後に温度が下がった状態での汚染。さらには、炒め物には問題なく、それを買ってきて食べるまでのプロセスの中で何らかの汚染が起きた可能性があると指摘します。では、気になる予防法について、久住さんは「汚染された食べ物を食べないようにすることに尽きます」ときっぱり。 生野菜でも感染しているケースは相当数あるそうで、野菜や果物はとにかく洗って食べること。そして、肉類をはじめとする特に汚染しやすいものは、必ず加熱して食べること。さらには食材を触る、調理するときには手洗いをしっかりと行い、まな板は使い分けるなど、日常的に対策をしていくしかないと注意を促していました。また、食中毒というと一般的に夏に多いイメージがありますが、秋、冬も油断は禁物と久住さん。通常、菌の増殖は10℃以上の環境で起きやすく、とりわけ夏場は特に気をつけないといけませんが、今は秋も冬も暖房を使って室内も暖かいため、「年間を通じて気をつけていかないといけない」と久住さんは主張していました。一方、患者数が過去最多を記録したという“RSウイルス”。 乳幼児が感染した場合、大多数はただの風邪で終わるそうですが、ごく少数が汎細気管支炎や肺炎になり、中には入院して治療する必要性も出てくるとか。そんな“RSウイルス”は患者の唾液などに含まれているため、くしゃみをした飛沫などからも拡大し、いろいろなところにウイルスがあると久住さんは言います。 久住さんが調べたところ、大人を含め“RSウイルス”は風邪のほとんどの場合に検出されることがあるそうです。そして、現在患者数が過去最多となっていますが、その調査は全員を調べたわけではなく、あくまで調べた方の中で感染した人の数だとも。最後に久住さんは、「調べる人が増えれば当然患者数も増えるので、本当に感染者が増えているのか、見かけ上増えているだけなのか、両方の可能性がある」と話していました。

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