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セカオワSaori「ふたご」、直木賞受賞の可能性は?
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第158回直木賞の候補作として人気バンド・SEKAI NO OWARIのSaoriこと藤崎彩織さんのデビュー小説「ふたご」が選ばれ、改めて注目が集まっています。倉本さんは今回のノミネートについて「ものすごく意外」とコメントします。その理由について「彩織さんは、文芸雑誌『文學界』にエッセイを載せていたこともあり“いずれ小説を執筆して、ゆくゆくは(直木賞ではなく)芥川賞受賞に射程を合わせているのでは”と予想していた」と説明します。「ふたご」の内容は、いつもひとりぼっちでピアノだけが心のよりどころだった“夏子”が、自分と同じように周囲から浮いていて人一倍感受性の強い“月島”という人間に導かれるように成長し、自らの力で居場所を見つけようとするというストーリー。一般的には青春小説と分類されているものの、倉本さんは「SEKAI NO OWARIを知る人が読めばすぐにFukaseとSaoriのことだとしか思えない内容」と語ります。自身の体験を語る私小説であれば、ますます大衆的な直木賞ではなく純文学から選出される芥川賞の性質が強いと判断されそうな「ふたご」。倉本さんは「直木賞にノミネートされた理由は“文体”によるものだと思う。ただ、直木賞受賞は厳しいのでは」と評します。倉本さんが「ふたご」の直木賞受賞が難しいと語る理由は次の2つ。
1つ目は近年の直木賞はベテラン作家が受賞することが多い点。2つ目は選考委員の年齢層や世代を考慮した文体ではない点。「私小説や自伝小説は少なからず恥を抉り出すような暗い部分が必要。彩織さんの作品には良くも悪くも自虐がなく、キラキラした文体」と倉本さん。また、速水が「直木賞受賞を応援したい作家は?」と問うと倉本さんは、彩瀬まるさんの「くちなし」をチョイス。彩瀬さんは彩織さんと同じく31歳で、8年前に新潮社のR-18文学賞読者賞を受賞した注目の作家なのだとか。倉本さんは「何度かノミネートされないと受賞が難しい直木賞だけに、彩瀬さんの今回の受賞は難しいと思う。ただ、すごくクオリティは高いのでぜひ覚えておいてほしい作家さんです」と述べていました。
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