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ヨーロッパで紛争勃発の可能性も…露の軍事演習で一触即発

中西哲生のクロノス 速水健朗のクロノス・フライデー
今回の軍事演習は「ザパド2017」と銘打たれ、10万人以上の兵力が参加。9月20日(水)まで行なわれる見込みになっていますが、これを巡り現在ヨーロッパでは緊張が高まっています。特に問題になっているのはその演習場所で、今回はベラルーシやロシアの西側、バルト三国やポーランド、ウクライナ、フィンランドといった国々と国境を接するエリアとともに、ロシア領土で飛び地となっているカリーニングラード州でも行なわれます。 そのため、「もしかするとこの軍事演習が飛び火して、何か大きな問題になるのではないかと懸念されている」と仲野さん。ロシア西部での大規模な軍事演習は過去にも行なわれ、2013年にクリミア半島のある黒海で行なわれた際には、その翌年にロシアが当時ウクライナの領土であったクリミア半島を併合したということも。さらに、2008年には旧ソ連のジョージア近くで行い、その1ヵ月後にロシアはジョージアに侵攻しています。そのため、ロシアがどさくさにまぎれてバルト三国に軍事的な圧力をかけたり、ベラルーシとともに外交的、政治的なアクションをとるのではないか、そういった危惧が出ているようです。これに対し、スウェーデンでは11日(月)からこの20年間で最大の軍事演習を3週間に渡って実施されます。仲野さん曰く、現在ヨーロッパでは自国の軍事力を誇示しながら、各国軍事演習を行なっているそうですが、「これがエスカレートしていくと何かのきっかけで紛争が勃発する可能性も出てくるんですよね」と心配する一幕も。そして、仲野さんがもうひとつ気にしているのが、ヨーロッパにおける隣国同士の関係性。 ロシアとベラルーシを含め、ヨーロッパでは隣国同士仲がよくないという法則が出ているようで、「ロシアと国境を接するバルト三国やポーランドといった国々はいずれもロシアに脅威を感じているものの、共同でその問題に対処する動きに欠けているという指摘が出ています」と仲野さんは解説。その背景にはヨーロッパの歴史が関係していると言い、例えばバルト三国の一部は昔ポーランド領だったこともあり、お互いをライバル視しているとか。 そういったことが各国で見られるそうで、そんな状況に仲野さんは「これは北朝鮮に手を焼く日本や韓国、中国の足並みが今ひとつ揃わない理由のひとつに通じるものがあるのかなと感じました」と話し、最後には「世界地図を見たら大概そうですからね……」と、どこも同じような問題が起こっていると示唆していました。

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