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イタリアでヘイトクライム発生…総選挙への影響も?

中西哲生のクロノス 速水健朗のクロノス・フライデー
2月3日(土)、イタリア中部のマチェラータ市内で、車に乗ったイタリア人男性が銃を乱射する事件が発生しました。被害者は全員アフリカ系移民で6人が負傷しています。容疑者は発砲後すぐに警察に拘束されましたが、拘束時にファシスト式の敬礼(=ヒトラー式敬礼)をおこなったことや、上半身にイタリア国旗をまとっていたこと。さらには自宅からヒトラーの著書「わが闘争」が発見されたことから、移民排斥を訴える極右思想の持ち主ではないかと推測されています。この発砲事件の数日前には同じくイタリアのマチェラータで、イタリア人の少女が殺害される事件が発生しており、容疑者としてアフリカ系ナイジェリア国籍の男性が逮捕されています。仲野さんは「この2つの事件はイタリアの反移民や反EUの動きに大きな影響を与える可能性がある」と今後の影響を示唆します。以前からイタリアでは移民の受け入れを抑制し、北部の豊かな地域の独立を掲げる「北部同盟」が存在していました。今回の発砲事件の容疑者も北部同盟に属していたことがわかっており、北部同盟は「(イタリア人少女殺害を理由に)移民がイタリアの平和を乱している」という論調を強めています。一方で、左派に属する「五つ星運動」という政治グループもイタリア内で勢力を伸ばしており、仲野さんは「右派や左派の枠を超えて、イタリア全体で反移民や反EUの動きが強くなっている」と現状を説明。近年、イギリス、ドイツ、フランス、オランダなどの国々ではEUや移民問題などが選挙により問われてきましたが、「イタリア、スペイン、ポーランド、ハンガリーなどでは、今年から移民やEU問題などが大きな争点になるだろう」と仲野さんは推測。さらにイタリアでは3月4日(日)に総選挙が予定されており、仲野さんは「今回の2つの事件が、選挙の世論形成において大きなきっかけになる可能性をはらんでいる」とし、「総選挙で反EUを訴える有力な政権が誕生する可能性も否定できない」と述べていました。

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