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仏大統領選 マクロン氏勝利も高すぎる棄権率が示すもの
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中道系のマクロン候補と極右政党のルペン候補が争った決戦投票。現在わかっている得票率はマクロン氏がおよそ65パーセント、ルペン候補はおよそ35パーセントとなり、マクロン氏が当選確実に(※番組オンエア時)。マクロン氏が圧勝という報道も見られますが、仲野さんには気がかりなことがあるそうです。「気になったのは、選挙結果からはそれほど多くの有権者がマクロン氏を支持したわけではないというデータがあることです。ルペンさんには大統領になってほしくなかったため仕方なくマクロンさんに入れたというケースがあります。フランスはアメリカと同じように、選挙の前に有権者が選挙人名簿に登録する必要があるんですが、今回の決選投票では登録を済ませた有権者のおよそ25パーセントが投票を棄権しています。(この棄権率は)これまでで最も高い数字だったとのことです。さらに、投票所に行ったものの無記名投票した方も10パーセントを越える見通しです。その結果、残りの65パーセントの人たちの中でルペンさんかマクロンさんのどちらかに投票したんです」とのこと。2大候補を積極的には支持できないという人も多く、現地でも「どうしてもこの2人しかいないの?」「他にもっと良い候補はいないの?」とコメントした有権者も少なくなかったようです。フランス史上最年少の大統領となるマクロン氏ですが、彼の当選はどんな影響をもたらすのでしょうか。
「EUを重要視していたマクロンさんが当選したことで、EUとの関係はしばらく安泰になるでしょう。問題になるのはEUの分担金で、フランスはドイツに次いで2番目に多く払っており、その額は日本円で毎年およそ2兆円になります。それを国内の福祉政策に回してくれという声も以前からあり、EUを離れてフランスのために予算を使おうというのがルペンさんの主張でした。マクロンさんは逆に、フランスは公務員の数が異常に多いと訴えてきたので、これから最大で10万人程度の公務員の人員カットが起こる可能性が高いです。国内でストがたくさん起きたり、様々な問題も出てくるでしょう」という仲野さん。また、今回の選挙結果は、イギリスやアメリカを席巻した右翼ポピュリズムの流れを食い止めたという見方もあるようです。
仲野さんは「確かにそうなんですが、14日の日曜日にドイツのケルンやドルトムントの地域で州議会選挙があるんです。これは9月に行われる総選挙の行方を占うものになるんですけど、フランスや(3月に総選挙が行われた)オランダの結果を受けてドイツの州議会選挙がどうなるか、それによってドイツの総選挙の行方にも大きな影響を与えると思います」とドイツの選挙の行方に注目しているようでした。
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